ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

書評「最高の体調を引き出す超肺活」

 

 さて、今回も健康ネタで行きます。今回は「最高の体調を引き出す超肺活」という事で、肺にスポットを当てたいと思ったが、此方の本以外にも言える事だが、結局すべての本(健康本)に言える事だが、共通して「食事」「呼吸」「睡眠」「運動」に鍵が秘められているという事だ。それぞれ掘り下げている部分があるが、結局同じことを述べている事が多い。

 本書ではまず「呼吸」にスポットを浴びているが、大半は生活習慣に対しての重要さを述べているという印象だ。

 

 その中でも「呼吸」はマインドフルネス的な書籍でもよく出てくるキーワードである。我々は当然「呼吸」を行っており、それが無ければ10分と生きられない。また、自律神経の中で唯一自分で制御できるものである「呼吸」は精神的な側面でも重要な役割をしているのだ。ヨガの呼吸が精神のステージを上げるように、呼吸は当たり前におこなっているが、とても体調、メンタルにも大いに関係してるのだ。

 

 で、まず本書では「口呼吸」を止める事、そして「鼻呼吸」を行う事を推奨している。これは何となく知っている人が多いと思うが、口から酸素を取り入れると、いろいろな雑菌やウイルスを直接吸い込んでしまい、大変体に良くない。鼻から取り入れる事によって、鼻毛などがフィルターとなり、それらを取り除いて来れるので、鼻呼吸が最適という訳だ。

 また、口からだと肺に冷たい空気が直接入る事によって、肺が冷えてしまい、これまた体に良くないので、鼻から取り入れると空気が温められ、肺もご機嫌という訳である。

   

 実は私はアレルギーがあり、年がら年中鼻が詰まっている状態であるが、この場合はかなり意識しないと、口呼吸になってしまうから注意が必要である。また、鼻が詰まっていると、どうも空気が足りないようで苦しい感覚に捕らわれる事があるが、なるべく鼻呼吸をするように心がけている。

 また、季節的に(春など)花粉症で鼻呼吸が辛い時は「鼻うがい」をすると、(暫くだが)鼻呼吸がラクになるのでお勧めである。鼻うがいは「塩水」と「40度」で行えば「安全」でつーんとしないのでお勧めである。

 ハナクリーンという専用の洗浄器具とサーレという洗浄液を使っているが、使った後はさっぱりするので(春など)は重宝している。

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ハナクリーンと専用のサーレ


 

 

 当然、呼吸を正すには「食事」の改善が最重要であり、ここにもキーワードとして「腸」が出てくる。最近の研究では「腸」はただ単に食べ物を消化する器官というだけでなくて、体やメンタルに必要な酵素を作り出す重要な器官という事が分かって来た。なので、この本に限らず多くの書籍に語られるように「腸」の中にある「善玉菌」を育成する食事が必要と言う事である。

 腸が整えば、自然とアレルギーもある程度抑えられ、鼻づまりも改善され、深い呼吸が可能になるという事である。私も以前はもっとひどいアレルギーであったが、腸を意図的に改善する事によって、かなり鼻は詰まらなくなった、その結果、深い呼吸も出来るようになったので、ぜひ皆さんも腸内環境を整え「呼吸」を正しくして、心を整えましょう!