2017-01-01から1年間の記事一覧
自分は優れた能力を持っているはずだから、自分に見合う相手がいつか現れる、そういう風に考える事が決して悪いことではないのだが、現実というのはあまりに残酷にそれを打ち砕いてしまう。 今回紹介する映画は「エクスマキナ」だ。あなたの前に現れたアンド…
子供の頃起きた重大事件が、これほどのものというのを知らなかった、というのは今回紹介する塩田武士の小説「罪の声」だ。 ノンフィクションかと思える程の描写が題材にするのは、1984年に起きた誘拐、脅迫事件であり、さらに未解決事件でもある。日本ではあ…
はるか昔(20年強)ハドソン(現コナミ)から衝撃のキャッチコピーのファミコンソフトが発売されるという。 その名は「バンゲリングベイ」 名前もさることならが、そのキャッチコピーがすごかった。 100画面の雄大さ。 16方向のスクロール マイクにハ…
もし、抗生物質が効かないウイルスが蔓延した場合。さらに発生源が国際都市であるなら、それは未曾有の災害となりうるであろう。 そんなウィルスが猛威を振るい、人々の人間性など脆いものと描画したのが今回紹介する「コンディション」だ。 未知のウィルス…
20年前に起きた幼児行方不明事件。スェーデンの避暑地であるエーランド島を舞台に、引退した船長「イェルロフ」、居なくなった子供「イェンス」はイェロフの孫である。イェンスは海に落ちて死んだ事となっていたが、イェロフはそれを信じてはいなかった。…
我々の脳みそは実によく出来ていて、自分の精神が破綻しないようにうまいこと書き換えを行っていることは知られている。それが、過去がいつでもいい思い出に包まれている事からも明らかだ。同時に強烈な出来事が起こると、いつまでもフラッシュバックのよう…
前例が無いという事で、それ自体が不可能かのように思えるのは自然の成り行きである。 そしてホメオスタシス*1が、それを当たり前にして毎日を過ごしている。 つまり、我々は勝手に自分らしさに囚われてしまっていて、その可能性を失ってしまっている。 野球…
みなさま明けましておめでとうございます。すっかりサボってしまった当ブログですが、忙しさとおっさん特有のイベント何もない日々のため、書くネタがない事ですっかり成りを潜めてしまいましたが、ひっそりと書いて行こうと思いますので、今年もよろしくお…