ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

PS3は死んだのか?

今年のクリスマスプレゼントはPS4が一番人気ということらしい、今や子供に人気なのはWiiUや3DSではなく、少し大人びたハードPS4という事らしい。 ゲームのグラフィックが急激な進化を遂げた今の時代、画面は映画のようになり、そもそも操作すら必要なのか疑…

名言は不滅!しんでしまうとはなにごとだ。

ドラゴンクエストと言えば、言わずと知れた超名作。日本RPGの金字塔である事は誰の目にも明らかな事であり、その秘密はやはり堀井雄二氏の絶妙なセリフ回しであると思う。 そんな堀井雄二の不思議がセリフ回しが浴びるほど堪能できるのが、本著「しんでしま…

COWSPIRACY:サステナビリティ。

あなたはここ数日間何を食べたであろうか? 大体の食事に肉が含まれていたのではないだろうか? いまや、なによりも肉の方が安い時代なのだ。へたに野菜を買うより肉を食べた方が経済的な場合が多いのではないだろうか? さて、G7伊勢志摩サミットも終わり、…

インターネットの申し子。アーロン・シュワルツの軌跡。

アーロン・シュワルツ ネットフィリックスで公開されている、ドキュメンタリー、アーロン・シュワルツに関する番組が中々興味深いのでここに書くことにする。 まず、アーロンシュワルツについてだが、彼はもはや故人だ。2013年1月11日に自ら命を断ってその生…

いつか役に立つ!?冒険日記。

天変地異が訪れ、そこは自分の知識だけが頼りの不安定な世界。テクノロジーに慣れた我々にはあまりにも過酷な試練が訪れようとしていた。 みたいな書き出しの物語はよくあると思う。男子たるもの、サバイバルという言葉に密かな憧憬をもっているものなのだ。…

チャレンジすることに失敗はない。仕事はたのしいかね?。

不思議な事に、不運は得てして幸運に変わり、幸運は得てして不運に変わる。幸運も不運も、私はもはやあまり信じなくなっている。あるのはただ、巡り合わせだけだ。 本文より シカゴの空港が吹雪によって封鎖された夜、マックスと呼ばれる老人に出会う。彼は…

サラリーマンの終焉?堀江貴文「99%の会社はいらない」

今回のお題はホリエモンこと堀江貴文氏の新書「99%の会社はいらない」です。もうタイトルだけで、どういった内容かが窺い知れるようなタイトルだが、このタイトルだけでこの本が読みたくなってしまったあなたは、もう社畜失格ですね。はい、そうです。私もそ…

迷宮には何かが潜んでいる。隣り合わせの灰と青春。

祝福と書いて「カルキ」と読む。 そして祝詞として、「皆にカルキを」と唱える。 これは1981年にアップルで発売された伝説のRPG「ウィザードリィ」のノベライズである「隣合わせの灰と青春」の一節にあるセリフである。 原作はもう30年近く前のものだが、…

荒野は永遠に。マッドマックス怒りのデスロード。

荒野を走る一台の車、激しく改造されたその機体には幾つもの銃槍が開いていて、その車が幾つもの修羅場をくぐり抜けて来たことを示している。 この車を操るのは、元警察官である「マックス」その人である。 てなわけで、今回は「MADMAX-怒りのデスロード」に…

暗黒時代は悪魔が存在したか?エルサレムから来た悪魔上、下。

12世紀のイギリス、ケンブリッジ。暗黒時代と呼ばれた中世の時代の中で、シチリア王国(現在のイタリア)の女性医師アデリアの活躍を描く、一風変わったミステリーです 。 12世紀にイギリスなんて、どんな時代だったか想像もつかないけど恐ろしく差別的な…

作家は電子の夢を見るか?kindle paperwhite(キンドル・ペーパーホワイト)

アマゾンのセールでキンドル・ペーパーホワイトを購入した。(以下キンドル)60%OFFの大盤振る舞いで、その金額7980円。もうすでにキンドルFire HDXを持っていたので、まあ言わば衝動買いなのだが、これが結構気に入っている。 いわゆる電子書籍端末なのだが…

電気は自炊?わがや電力。

わがや電力。ヨホホ研究所のWebページにて直販で販売中。 ヒッピーでミニマリストでライターという謎の人である「テンダー」さんの著書である「わがや電力」はテンダーさんが代表を務めるヨホホ研究所が発行している、いわゆる太陽光発電の本だ。 この本によ…

夢はでっかい方が良い。人類総プログラマー計画。

あらすじ。 ユビキタスエンターテイメントの社長清水亮による著書。 清水氏の考えと現実への実現さの困難を描いたドキュメンタリー。 経営者とプログラマーとしての資質の両立が難しい事を説いている。 最後は情熱や夢という青臭いものが大事と言うことを改…

貫き通す覚悟はあるか?スラムドック$ミリオネア

あらすじ インドのスラム街の孤児「ジャマール」はインドで大人気のクイズ番組「ミリオネア」に出演する。 携帯電話会社のただのお茶くみの無学な19歳が、その答えを次々と当てていく。 その正解率に詐欺だと疑われるが、「ジャマール」にはクイズに勝ち続…

バラバラになったピースはやがて一つに、夏を殺す少女。 

あらすじ ウィーンの弁護士エヴァリーンは、マンホールで溺死した小児科医ルドルフの事件を調査していた。 また、ライプツィヒの刑事警察のヴァルターは、病院で不審死したナターシャの事件を調べていた。 一見関係ない事件に見えるが、その影に現れる謎の少…

人間はいつだって対等なんだ。最強のふたり。

あらすじ パラグライダーの事故で不随となった大富豪のフィリップ。そして目下失業中のスラム街出身のドリス。 ひょんな事からフリップの世話係となることとなったドリスは、その歯に衣着せぬ態度でフィリップの心は懐柔されていき、やがて彼らは親友となっ…

いつまでも待ち続ける、ドラえもん短歌。

昔、私が少年だった頃、藤子F不二雄先生の不屈の名作「ドラえもん」が大好きで、大好き過ぎて、学習机の一番大きな引き出しに乗っかった事があった。 私の重さに耐えれず、机の引き出しはそのまま壊れ、以後引き出しが使える事はなくなった。つまり私の学習…

自分が変われば世界が変わる。禅、シンプル生活のススメ。

三笠書房から出ている「禅、シンプルな生活のススメ」は、現代の息の詰まるこの世界から、少しでも緩和出来る方法を禅の考えを通して、考えて見るという内容だ。 著者である枡野俊明さんは、曹洞宗の住職であり、多摩美術大学のデザイン学科の教授でもあり、…

信念には真実が宿る。ジェーン・エア

あらすじ 幼少の頃、両親を失ったジェーンは祖母の元に預けられた。その祖母と折り合いが合わず、寄宿学校に入れられてしまう。 やがて大人になったジェーンは、ソーンフィールド家に家庭教師として雇われる事になる。 ソーンフィールド家の当主ロチェスター…

北海道は観光地。オホーツクに消ゆ。

私事で恐縮だが去年北海道に旅行に行った。北海道の感想は「飯が旨い」の一言に限る。空港でも、店でも試食は多いし、海産物も納得の旨さである。 結局札幌近郊しか行かなかったが、始終お腹いっぱい状態でさらに酔っ払っている状態であった。 観光という観…

どうして少年はファンタジーに憧れるのか?ホビット竜に奪われた王国。

以前のエントリーで、映画「ホビット」の事を書いたが、今回はその続編「ホビット竜に奪われた王国」について書く。 gummy2.hatenablog.com 本作はトールキンの名作「ホビット」の3部作の2作目にあたる作品だ。 ホビットのビルボがドワーフの王国の復興を…

穴を掘れ!埋めろ!ロードランナー

今回は「ロードランナー」を書く。かなり古いソフトだが、元々はパソコンゲームであった本作は、1984年にファミコンに移植された。 パソコンゲームが元祖で、後にファミコンに移植されるというパターンは、結構あって、そこには結構ドラマがあったのよう…

実験しよう!そうしよう女神転生

さて、最近バナー広告等で「女神転生ファイナル」なる言葉が踊っている昨今だが、懐古ゲーマーとしては、「まだやっていたのか」という感想が多いと思う。 で、今回はその「女神転生ファイナル」の最初のファミコン版「女神転生」を語ることにする。 「メガ…

子どもたちはいつも冒険に。Mother2~ギーグの逆襲。

近所の原っぱや、廃屋のある不気味な池。そんなのが大冒険の始まりであった。的な書出しの少年系の漫画や小説はよくある事であるが、少年には少年だけ見える風景がある事をその当時少年だった人は思い出してほしい。 そのキラキラした躍動感あふれる風景こそ…

男には戦わなければならぬ時がある。戦いの挽歌

鋼の縦と、鋼鉄を叩き上げて作り上げた片手剣を持ち、悪の軍団相手にたった一人で立ち向かう男がいる。 それが「戦いの挽歌」である。 核戦争後の荒廃した世界を統率している剣王を、あらゆる剣技をマスターした主人公が立ち向かう様を描いたファミコンソフ…

最近の忍者は忍んでいない。忍者龍剣伝。

忍者という言葉に魅せられた人は多い(特にガイジン)だが、どうして忍者の格好をしている人が(特にガイジン)あんなにもかっこ悪いのだろうか? 忍者とはいわゆる暗殺者であり、イスラム圏ならアサシンと呼ばれるものと同義語であり、決して表舞台にでる事…

自由になりたくないかい?と歌った尾崎豊はもういない

はるか昔、ロックに生きるというのは反体制という意味の他に、自由に生きるというのがあったと思う。 そもそも自由に生きると言うのは何なのだろうか? 我々の社会は基本的に自由な社会と言われている。 他人の利権を侵さないかぎり基本自由のはずなのだ。 …

悪い奴はいかにも悪い名前なのか?スーパースターフォース

ちょいと昔の子供向けのTV番組だと、敵対する勢力が「悪の軍団」的な名前で、しかも軍団自ら「悪」を自称している場合が多く、なんでだろうと思っていた。(単純に子供達に分かりやすいネーミングにしているだけであると思われるが) 自分たちを「悪」とネー…

天才とは馬鹿なのか?バカボンのパパと読む老子

よく、馬鹿になる事が大事という言葉を聞く。その意味は深く、ここで言う馬鹿は真の意味では無く、あくまで比喩的な意味合いであろう。 確かに偉人とは、常人と逸している場合が多く、一見奇異に映る事があるからだ。 だが、常人と違うからこそ、偉人なわけ…

人生はいつも乖離している。マイ・ライフ マイ・ラブ。

人生はフェアじゃない、その事に慣れるんだ。と言ったのはマイクロソフト創業者「ビル・ゲイツ」だが、まさにその通り人生とはいつだって不公平であり、正しかった事など稀である事は今まで生きて来た皆さんなら、当然の理である事はご存知であるだろう。 そ…