眠れていますか?書評「睡眠こそ最強の解決策である」
本書は「睡眠」にスポットを当てた本であるが、睡眠不足が色々な問題を引き起こしている事は何となくわかっていても、ついつい夜更かししてしまう。という方多いと思いますが、この本を読めばそんな事は恐ろしくてできなくなります。
睡眠不足の恐ろしい弊害
- 免疫機能が衰え、癌のリスクが増える。
- アルツハイマー、心血管病、脳卒中、うっ血性心不全などを引き起こす
- うつ病、不安、自殺が増える
- 肥満になりやすくなる
などの病気なりやすくなる。他にも仕事に影響する、集中力がなくなるなど、どれも心当たりがある症状ではないだろうか?
健康を維持するにはと問えば、
- 運動
- 食事
- 睡眠
と何となく答えが分かると思うが、この中で一番害があるのは勿論睡眠不足である。多少運動しなくても、食事を摂らなくても、影響は睡眠ほど多くは無いだろう、一睡も睡眠しない場合、次の日のパフォーマンスは最低なものになるでしょう。
ところが我々は、睡眠を疎かにして、夜更かしをし、効率の上がらない徹夜などをついつい行ってしまう。これは人生において大きく損をしているに他ないのである。
すべての病気は睡眠をとる事で緩和する。
病気になると、薬を飲むことが多いと思うが、その殆どの薬には睡眠導入される成分が入っていると思うが、それは我々の体は寝ている時、体を修復しているからである。また、眠る事によって多福感を感じ、ストレスを緩和する。しかも副作用なしだ。こんな良い薬は無い。
睡眠の量は足りているのであろうか?
で、肝心の睡眠時間はどれくらいとれば良いのか?これは個人差があるが、あなたが
朝起きて、10時~11時頃に眠くなるなら、睡眠不足である。
カフェインを摂らずとも、朝から頭が回るであろうか?
回れば十分、カフェインを摂らなければ、仕事が回らないなら寝不足である。
多くの人は8-9時間睡眠が望ましいらしいが、ここまで寝ていられるのは中々いないだろう。上記の症状が起きなければ、もう少し少なくても良いと思われる(これは私の感想)
睡眠不足だと、脳内にアデノシンという成分が分泌され、このアデノシンは眠気、そしてやる気などのドーパミンを抑制してしまう。いわゆる怠い原因だ。
このアデノシン、普通に日中に増えていき、溜まってくると、疲労を感じるのだが、睡眠をとる事で、それらは消えていくそうなのだ。だが、睡眠不足であると、そのアデノシンが残ったままになり、そして日中相乗して、さらに疲労するという悪循環を起こす。
私も昔は夜型で、(夜の方が色々活動しやすい)夜な夜な活動をしていたが、今はすっかり昼型になり、夜は出来るだけ早く寝るようにして、昼間の時間を大切にしているが、結果、気分は良いし、時間も節約できる(徹夜すると、昼過ぎまで寝ていたり、下手すると夕方まで寝ている何てこともあり、結局休日をダメにしてしまう、そんな事が多々あった)のでもしあなたが夜型であるなら、この本を読んで、睡眠不足が多くの弊害を生んでいる事実を認識して、生活を改める事をお勧めする。
その②に続く