映画レビュー「蜘蛛の巣を払う女」
今回は久しぶりに映画批評をいたします。
映画「蜘蛛の巣を払う女」です。
これは大ヒットした「ドラゴンタトゥーの女」の第二作目にあたりますが、まず率直な意見として。
なぜ、リスベットが前作の役のルーニー・マーラではないのか!
に尽きると思う。
*勿論、鑑賞している間に全く気にならなくなるのでご心配無用。
いやー、今回のリスベット役のクレア・フォイもいいだけど、ルーニーのほうが可愛かったからなー。
ミカエルは今回のほうが、イメージにあっている気がしますが・・・。
今回の作品は前回がハリウッド映画であった為、派手に宣伝されていたので、今回の「蜘蛛の巣を払う女」は何となく地味なイメージですが、前回よりかなりスケールアップしていて、いきなり世界安保的な内容で中々アクション映画として楽しめました。
前回の「ドラゴンタトゥーの女」はミステリーの要素が強かったのに対して、こちらは完全にアクション映画として作られている感じがします。
ストーリー
天才ハッカーのリスベット・カサンデルはそのハッキング才能を生かし、虐げられた女性を非合法な手段にて助けていた。そんな中、リスベットに依頼が来る。それはフランス・バルデルと言う人工知能の研究者から、あるソフトウェアをハッキング、持ち出しをして欲しいという内容であった。
その依頼を引き受けた事で、リスベットの過去が大きく事件に関わってくる事となる。
で、相変わらずうらやましいモテ男ミハエルは、かなり影が薄い。ひょっとして居なくてもいいレベルなのではないかと思われる。前回がミハエル視点であったのあるが、今回は完全にリスベット目線で物語は進んでいく。
派手なアクションとハリウッド映画的な展開
前作はハリウッド映画であったが、今回はスゥエーデンとアメリカの合作という事で、何となく力が入りすぎたのかな、とも思える出来。
悪くないのだけど、一番じゃないみたいな感じ。双子の妹の存在も何となく薄いし、黒幕も前作より意外が無い。
まあ、アクションもあり、簡単な謎解きもあり、このシリーズ特有の女性の虐待などを扱っており、見て損はないと思う。
前作のようなスゥエーデンの薄暗い雰囲気のミステリーを期待するとチョッとがっかりするかも。
あと、このシリーズお約束のお色気シーンもあんまりなく、色男ミカエルもう少し頑張れよ言いたい。
総評★★★☆☆