映画批評「ザ・ハント」
今回は「ザ・ハント」を見ました。
この映画、知っている人が誰も出ていない、いわゆる低予算映画なんですが、不思議な魅力を持っていて、よくある題材の映画なんですが、
おもいきり予測不可能な点ではなかなか面白いと思います。
途中で、ああもう時間の無駄だから見るの辞めようかな、、、的な感じはならず、まあ内容は無いに等しいですが、最後まで飽きずに見る事が出来たので、それはそれでよいのではないでしょうか。
よくある人間狩りのテーマだが
このような金持ちが、道楽で集めた人を狩るというテーマは、「ハンガーゲーム」なので手垢がついた感があるが、この「ザハント」のすごいのは、
途中まで、誰が主人公か分からないという事に尽きると思います。
いきなり、あっけなく死ぬ主人公と思われる人物に、
「えっ、コイツ死んじゃうの?」
的な事を感じながら物語は進みます。
ええ、美女もイケメンも容赦なく、撃ち殺され、爆破されて、
結局、なんか美人だけど冷たそうな方が主人公と判明します。
そこからは、いわゆるありがちな展開ですが、ちょっとこの主人公強すぎです、何のためらいもなく、人を殺めていく姿は、何者なの?感が半端ないです。
個人的には弱い主人公が、頭を使いながら切り抜けていく的なものが好きなのですが、このザ・ハントの主人公である彼女は、無敵とも言える無双ぶりで敵を撃破していきます。
そして現代風のSNSネタや環境問題や人種差別ネタも入れて。最後は「動物農場」ネタで、ちょっとインテリぶるのもご愛敬です。
映画館で見るのはちっと高い気がするが、家でプライムビデオかなんかで見るのは結構ありではないだろうか。
★★★☆☆