ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

世界は再び分断される。テキサス州などが「DACA」制度の段階的廃止を求める。

 

 

世界は当然分かれている。機動戦士ガンダムでは、地球は地球連邦として統一政府となっていたが、世界は未だ一つにはなりそうにない。

EUの分裂を始め、トランプ政権はまるで鎖国のような政策を標榜し、移民は閉ざされ、難民は行く所がない状態だ。

 


元々不公平な社会


 

当然、生まれた所が違うだけで、地球上に住む我々は同じ人間だ。えんどコウチの名作マンガ「死神くん」の国籍を捨てた地球人という回に出てくる、国籍がない青年が、国籍を尋ねられると、「国籍は無いが、地球人だ」と言う件があるが、それは同じ人間なのに恰も、人間でないような扱いを受けている人居ることに対する皮肉だ。

 

北欧のスウェーデンは過去は移民を受け入れて居なかったが、21世紀になって「人道的」な観点から、移民を受け入れて来たのだが、年々増える移民に、ついに経済が傾いて来たらしい。スウェーデンバリューと呼ばれる、手厚い福祉は移民も享受することが出来た事が原因のようだ。

だが、こういった政策は当然「美しい観念」としては正しいが、元々のスウェーデン人達からは当然批判が起きている。また、移民の多くは中東系や中国系が最近は多く、そういったゲルマン系の人種以外の移民が増えたことによって、差別が大きくなり、実際そういった移民達の失業率はとても高い。そうなる事で、移民との確執が大きくなり、トラブルが起きると、さらに溝が深くなるという悪循環に陥る。

 


アメリカに起きた非自由の国ムーブメント


 

ドナルド・トランプ氏が大統領になって、彼が移民に対してネガティブな発言を繰り返しているが、むしろそれがアメリカ国民の大多数意見という事なのだろう。

アメリカ国民(主に白人)は、経済や治安の不安を移民のせいと感じている所に、移民を排除するような政策を掲げたトランプはまさに渡りに船の状態であったのであろう。

だが、当然アメリカの経済や治安が全ての移民を排除したところで、解決するとはとても思えないが、因果関係をなにかの求めなければ、終わりのない袋小路に陥ったようなどうしよもない、閉鎖感になってしまうからだろう。

 


「DACA」廃止、メキシコの壁、入国の厳しさ、アメリカはもう自由ではない


 

「DACA」はオバマ大統領が導入した。親の世代が不法侵入をして、その後生まれたその子供を強制送還させることを猶予する法律だが、テキサス州などの7つの州は「DACA」の廃止を求めて、テキサス州連邦地裁に訴えを起こした。「DACA」をトランプ大統領は廃止をする方針を打ち出している。

 

移民の問題は複雑すぎてその是非は分からないが。アメリカが自分たちも元々は移民であった事を忘れ、新たなる移民を急激に締め出す方向にむかったのは、世界が国々の壁を再び固く閉ざしたように思える。

 

*まとまりが無い話になってしまったが、北欧の多くの国のように資源国が少ない人口となるべく単一に近い民族で構成する事こそ、安定しているのは確かな事であり、不公平な社会は、実は少ない個体で構成する社会には都合が良いのだ。(人道的には別として)したがって、アメリカ国民が思うように、トランプの政策は現代風ではないが、一側面では正しいので、彼は大統領になり、継続して政策を行っているのであろう。

 

 

GWを享受できるのは恵まれている人だけ

 

 

「働き方改革」を標榜した我が日本だが、みなさんはどうでしょうか?少しは恩恵を受けているでしょうか?

今この記事を書いているのは2018年のGWの真っ最中だが、祝日が(わりと)繋がった昨今は9連休という方も居ることでしょう。

だが、当然みんな同時の休みに起こりうる事は今回も例外なく訪れる。

  • どこに行っても混雑
  • どこに行っても割高

このような問題はまあ、避けることは出来ないが、そもそもGWが全くない人もいるわけで、どうやらまだまだ「改革」には程遠い事が伺える。

 


ドイツを例に取ると


 

経済大国であり、主要産業が車という点でも似通っているヨーロッパのドイツは、休暇の考え方が色々違う。

新卒でも20日以上の有給休暇が与えらる、通常の会社だと、大体年30日の有給休暇が与えられ、連続して2,3週間連続で休暇を取る。(2,3日ではない)

病欠に対しても、例えば日本では「病気になるのは自分の自己管理力が無いからだ」と言われて、中には有給すら使用させてくれない会社も有るという。

一方ドイツでは「病気になるのは従業員のせいではない」という考えの元、通常に休むことが出来る。(日本の休んではいけないという強迫観念はかなりのもので、無理して会社に行って更に悪化させる、なんてことがまかりと通っていて、それが美徳とさえ考えられている)

 


有給を取れる法律が必要


 

こうやって見てみると、もはや宗教のような観念が日本全体を包み込んでいる事がわからる。従業員が休みを入れると会社が回らなくなる、とか、経営者が丁稚奉公的な経営をしないと成り立たないなんて言い訳は、もはや二次的なもので、人々は強烈な強迫観念によって縛られているだけのように思える。

したがって、ここは政府が「有給の義務化」をすべきであろう、いまの観念の呪縛が取れて、休みが国民全員で均等に取れれば、今より国はもっと良くなる気がする。

(経済連が黙ってはいないだろうが)

 

つまり給料を増やすより、「給料は据え置きでも休暇を増やす」ていうのはダメでしょうか?

 

 

 

フェイスブックの立ち位置が不明

 

マーク・ザッカーバーグが成り上がった「フェイスブック」をモチーフとした映画「ソーシャル・ネットワーク」その主演のジェシー・アイゼンバーグ(名前も似てる)がそっくりだなあ、ておもったのが2011年の事なので、それからあれよあれよとSNSブームがやって来た感がある。

その頃、日本ではまだmixiが流行っていて、フェイスブックは流行に敏感な情報リテラシーが高い人向けの様な印象だった。

しかも基本実名と言うことで、2ちゃんねるのような匿名サイトが人気だった頃に、どうして実名なのか、あるいは大丈夫なのか、という懐疑的な印象があった思いがある。

 


喜んで個人情報を提供する人々


 

アメリカのTVドラマ「パーソン・オブ・インタラクティブ」に出てくる天才ハッカーフィンチは対象者の情報をSNSで素早く見つける。いまやSNSに乗せていない人は存在しない人みたいな感じなのだ。

フェイスブックを覗くと、自分の赤裸々な思いを並べている人や、家族構成、嗜好などの情報を載せている人が多く見受けられる。(2割ほど増しかもしれないが)

その情報がどれだけ重要か不明だが、価値があると思う人は居るだろう。

特にそのようなものに自分の情報を赤裸々に乗せてしまい、且つ不特性多数の人間に見せるというのは、リスクとメリットが表裏一体だが、大体の場合あまり良い結果にならない気がする。そもそもそういう自己主張が激しい人は、何かとカモになりやすい傾向にあるからだ。(指南書とか、成功談とかに弱い、もちろん違う場合もあるだろう)

それでも、一般人の情報は集合知になるからこそ意味があるわけだし、個人自体は大体価値がない場合が多いが、当然なんらかの意図がある人物にとっては格好の情報源であることには間違いない。

 


フェイスブックの情報が売られている?


 

フェイスブックはユーザーのデーターの保護の為にあらたなる機能を追加しました。

www3.nhk.or.jp

NHKニュースより

 


実名で晒しておいて、保護とはいかがなものか?


 

いろいろ言われているが、ここにSNSの難しさがある。SNS自体は唯のブログと掲示板が合体したようなただのデーターベースに過ぎないのだが、それを利用する人々の思惑が複雑に空回りすると、このような奇妙な結果を生むことになる。

 

それはスマホを子供向けにフィルタリングするのと同じで、スマホのせいにして見れなくすれば、子供は安全というなんとも乱暴な考えに行き着くのとおなじだ。

フェイスブックの機能をいくら搭載しても、それを使うのがの人間である以上、色々問題が巻き起こって来るのは自然の成り行きなのだ。

 


機能を追加すると、大体廃れるか、使いにくくなる。


 

そういったプライバシー的な事を増やしていくと、日本で流行っているLINEみたいに非常に使いづらくなり、やがてユーザーから見放されてしまうのではないだろうか?

今回のフェイスブックの機能強化に訪れた履歴を消すというのがあるらしいが、まるでMixiのようではないか。そして後の顛末は皆の知ること通りだ。

 

 

 

政治家は、ハッタリが大事。ドナルド・トランプは毎日嘘をつく

 

ワシントンポストによると、アメリカの大統領である「ドナルド・トランプ」が就任以来、3千回のウソ、或いは勘違いによる発言を繰り返したという。その数を平均すると、1日約6.5回ウソをついている事となる。

つまるところ、トランプさんは口を開くごとに駄法螺を吹かせながら、周りを牽制している事となる。

この記事に対して大体の方は、ふーん。くらいの感想しか無いだろう。

 


政治家は嘘つき


 

耳障りの良い言葉でその気にさせて、実は本当の意図は別にある、みたいな事は日常茶飯事であり、むしろそれが人生という見解も出来るであろう。

旧民主党の議員たちもそうであったが、国民の為みたいな事を言っている内は疑って見るべきかも知れない。

 


それが結局良いのか、悪いのか分からない


 

この様に統計を出されると、結構な数を吐いていると分かるが、ここまで来ると恐らく普段から法螺を吐いている可能性が高い。

幸い?トランプ氏はビックマウス的なキャラクターなので、誰も本気にしていない可能性があるが、取り敢えずその時はそう思っているのかもしれない。

アメリカの大統領はブッシュ氏もそうだったが、中々堂々とウソを吐いても(あまり)責められないキャラクターが多い。

 


聴衆たちに演説するには、少しくらい愚かの方がいい?


 

政治は騙し合いという言葉があるが、そういった才能が必要なのは間違いない。

また、分かりやすい事を言うのは2つ条件があって、

  • 難しいことを簡単に言う才能がある。これは頭の回転が早いという事だ。
  • 簡単に物事をみる癖がある。一側面しか判断できないのは愚かな事だ。
  • 単純に馬鹿

どれかではないだろうか?トランプ氏はどうも後者の疑いがあるが、それすら狙っていたのだとしたら、トランプ氏はかなり切れ者であると思われる。

そもそも汚い選挙に勝つのは、当然汚い奴に決まっているからだ。

 

 


おまけ、トランプ氏のウソ(一部)


  • イギリスのEU撤退の国民投票の日、スコットランドにいて、EU離脱を当てた。
  • アメリカの空港の混雑は、移民を民主党のチャックシューマー議員が扇動したから
  • 大統領選挙に不正投票があったと説明した。
  • メキシコ大統領が首脳会談中止に合意した。

 

 

 

時事ネタ。新潟県元知事はなぜあんなにもかっこ悪いのか。

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女性問題という闇夜を溺れた人は多いが、大体2つに分類されると思う。

  • モテまくって、結果恨みを買って暴露される場合。
  • まったくモテなくて、無理強いをしいて訴えられる場合。

今回の場合、後者であることは明白だが、驚くべき事が幾つかあって、その理由は新潟県知事の経歴にある。

 

wikipediaによると

米山隆一氏は、政治家であり、弁護士、そして医師でもあると言うではないか。学歴を見ても東京理科大学に現役合格しており、経歴としてはまさに神童の名を惜しいままにした筈だ。

当然エリートなので収入に関しても非の打ち所が無い筈なのだが、今回の事件はあまりにその経歴からかけ離れていると感じた人が多いと思う。

 

 


成人男性の未婚率と今回の事件


 

先進国では未婚率が上昇しているとの事だが、これは生活の多様化によるものであり、どこの国も抱えている問題では無いだろうか?

内閣府のデータによると、

 

2015(平成27)年は、例えば、30~34 歳では、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に 1 人(34.6%)が未婚であり、35~39 歳では、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4 人に1 人(23.9%)が未婚となっている。長期的にみると上昇傾向が続いているが、男性の30~34歳、35~39歳、女性の30~34歳においては、前回調査(2010年国勢調査)からおおむね横ばいとなっている。

未婚化の進行 - 少子化対策 - 内閣府

 

生涯未婚率も男性が23%、女性が14%となって数字だけ見れば結婚できない男性は2割を超えた事となる。データーは2015年のものであり、今はもう少し上がっているかも知れない。

良く言われるのが、日本人の収入が減っているため結婚が難しいという論理があるのだが、まあそれも一理あると思う。

だが、依然としてかなり経済的に困窮した若者が結婚しているケースも多く、また殆どの家庭が経済的に苦しいと鑑みると、意外に経済的なものは関係ないのかも知れない。

 


経歴が良いが・・


 

コンプレックスがある人は、それを相手に求める事があるかも知れないが、付き合うという事ではなく、結婚となると実は経済的な観点より、やはり性格の一致が主たるものになると思う。

中でも価値観というのは、中々具体的に言い表す事が不可能だが、未だ宇宙人と結婚した人が居ないのは、中々価値観が合わないから(かも知れない)という事であり、今回の米山氏は、Twitterなどのコメントを思うに、かなりのプライドの高さが伺える。

そして、なまじ博識なため、相手に合わせる気がないと「相手の話がバカバカしくて」言葉の通り、馬鹿に仕掛けないと思う。

また、わざと難しい言い回しで、自分の頭の良さをアピールしたり、相手の言い回しの間違いを細かく指摘するなどしたら、相手がどんな金持ちでも辟易するだろう。

あくまで私の個人的な考えだが、米山氏にもそういった側面があったのでは無いだろうか?

つまり、なぜ経歴も良い、経済的にも社会的にも優れているとされる米山氏が、未だ未婚で、かつ女性を求めても相手にされず、最後は援交アプリで金を渡してまでしないと女性と付き合う?事ができなかったという事の説明がつかないと思う。

 

逆を言えば、何もなくても、相手を気遣う事が出来れば、そんな事をしなくても結婚できるのでは無いでしょうか?

 

 

 

 

ロックが死ねばギターも死ぬのか?ギブソン倒産危機に思う。

 

 

おっさんにはそのニュースはなかなか衝撃的ではなかっただろうか?ギブソンと言えば「レスポール」を擁する老舗ギターメーカーであり、そのギターは多くのロックファンやアーチスト達から支持されていた。

アメリカンな雰囲気と、高級感あふれるその「レスポール」は多くのアーチストによってフェンダーとともにギターの代名詞となったので、知らない方もその姿を見ると「ああ、あれね」的なものを感じるのでは無いだろうか?

 


畑違いに打って出るメーカーの難しさ


 

そのギブソンはバンドブームが終焉と共に、明らかに売上高が減っていった。が、今季でも売上高自体は12億ドルもあり、これだけ見ればなんら問題もないように思えるが、典型的な不採算な企業にありがちな、負債もかなりあるらしく、その返済の期限が間もなく迎える際、その額を払えるのかが今回の記事の倒産危機という意味だ。

 

ギブソンはギターに関しては申し分ない開発力を擁していたが、ジャスキヴィッツ社長の多角化の失敗により、窮地を迎えているとの事だ。

身の回りを見渡してみても、今やギターを趣味でかき鳴らしているのはもうあまり居ないのではないだろうか?ギタリストに憧れるのは若者(特に男子)であれば、一度は通る麻疹みたいなものだと認識しているが、今はギタリストに憧れるという若者は減っているのではないだろうか?

20年くらい前は、必ずと言っていいほどジャンプの背表紙の裏の広告に、レスポールやフェンダーの偽物のギターセットが通販で乗っていたし、バンドもしていないのにギターを所有している男は多かった。だが、楽器全般に言えるのだが、特別な興味が無い限り、それを習得するのにはかなりの練習が必要になる。色々な誘惑が多い現代に置いて、ギターを習得するのは中々一般的に難しくなっているのではないだろうか?

 


安易な多角化はリソースを失う。


 

このような事を、ジャスキヴィッツ社長が感じたのか知らないが、ギブソンは音響メーカーとして、ギター以外にも商品を開発しようとする。

オランダのフィリップスの音響部門を買収したり、日本のオンキョーに出資したりした。

だが、音響部門は門外漢がたやすく参入できるほど甘くは無く、当然中途半端な参入は失敗に終わる。この時の投資はギブソンに暗い影を落とすことになる。

 


本気で取り組まなければ、ただの無駄遣い。


 

ギブソンだけに限った話ではないが、経営者の気まぐれのような戦略で会社が傾く事はよくある。本業の業績が良くても、驚くほど儲かっていない会社はあるものだ。

それは多くはリサーチ不足なのと、2足のわらじを履くことで、限られたリソース(人員や資金だ)が分散してしまい、本業が疎かになってしまう。そんな風になってしまっていあにだろうか?

 


多角化は本来は悪いことではない


 

当然時代の流れとともに、その分野が衰退したりすることはあるだろう。事に趣味的な分類は流行り廃りが顕著のため、エコノミストたちはリスク回避のため、軸を幾つか持つことを進める。が、実際は本業以外の利益を上げる企業のほうが珍しいのではないだろうか?

 


何故ここにあるのか?


 

よく店にいくと、ジャンル違いのものが置いてある事はないだろうか?家電量販店などにいくと、まるでコンビニのような品揃えがしてあるところもあり、かと言ってコンビニやスーパーのような本気の品揃えかと思えばそうでもない、そんな店はあなたの家の近くにないだろうか?

家電大手の「ヤマダ電機」は数年前から住宅も扱うようになったが、安いイメージのヤマダ電機で「安そうな家」を買う家庭はどれだけいるだろうか?

ユーザーはそんなものを求めては居ないし、だったら家電をもう少しなんとかしろと思うのが普通だろう。現にヤマダ電機は「家電販売」以外の利益はほとんどなく、むしろ住設のほうは大きな赤字だという。無論、会社の体力があるうちに住宅メーカーに鞍替えするという構想をもっているのかもしれないが、他のハウスメーカーも馬鹿ではないので当然手を打って来るので、異業種であるヤマダ電機に果たして勝ち目があるのか不明だ。

 


ロックが死んでもギターは死なず


 

そのような世相を踏まえながら、ギブソンの生きる道はどこにあるのか?まず間違いなく縮小していく事は間違いないだろう。だが、「レスポール」ブランドは今でもギター好きには垂涎の的だし、その技術も確かなものだ。それに関しては、肥大化した組織を整理することによって存続可能であると見る。(レスポールの権利を売ってしまったら、終わりの様な気がする、東芝のように)そして然るべき人を雇い。慧眼がある人物によって厳選し、残ったリソースをその事業に本気で取り組むことによって活路が開けると思うのですが。

 

 Gibson ギブソン 2018年モデル エレキギター Les Paul Tribute 2018 Satin Gold

 

桃源郷は実は直ぐ側にある?そろそろ会社辞めようかな

 

 

満員電車、口うるさい顧客、到底達成できない懲罰のようなノルマ。我々の社会はどうやら中世の奴隷制度に戻ったようだ。

 このような事を思い嘆いているのは、おそらく会社員の殆ど当てはまるのではないだろうか?。

「いやあ、オレんとこは、大企業ではないから・・・きっと公務員や大企業なら、こんな思いをしなくていいじゃないだろうか・・・」

 と思ったあなたは甘い、電通の過労死事件や官僚の自殺事件を思えば、現代社会にパラダイスは存在しないようだ。

ところが、これが自営業者などのフリーランスに目を向けると、以外や以外幸福度が高いらしい。

ライフハッカーの記事

www.lifehacker.jp

 

をあわせて一読すると、会社員というのはホントに奴隷以外何者でもないという事が分かる。

 

で、ここまでが前置きだ。

今回の「そろそろ会社辞めようかな」(中々目を引くタイトルである)はその題名通り、そろそろ会社を辞めて(奴隷から脱出して、と言い換えても良い)

自由になることによって生きていると感じる事が出来る事を示唆した内容である。

 

その中で、著者は「独立するのは大変だったが、その大変さの中で確かに生きているという事が実感できた」と書かれている。

 


唯の癒やし本にならないため


 

この手の本はそうやって自由に生きたい人が(そして出来ない人だ)夢想するために読む側面が多いであろう。転職雑誌を買うことで自分自身がまるで転職したかのような気分を味わい、再び会社に向かっていくというのはよく聞く話だ。

この本の中で著者はこう述べる。

「実践するために必要なものは、勇気と知識です」

その知識をこの本で模索しながら、勇気は自分自身で身につけていく事を求めていくという事を説く。

 


結局はやるかやらないか


 

この手の自己啓発本は、

  • 自分の成功談を書く、それを模倣することを推奨する
  • メンタル部分を強く推し進める
  • 著者の宣伝
  • 読むと安心できる、処方箋的役割

このような具合に分かれる。つまるところ、啓発本は全て同じであり、どれだけ自分の立場に一番近いのかがキーポイントになるだけだ。

 

つまり結局のところ、このような本やセミナーはその場では高揚してしまうが、具体的に目的が無いと、また再びそのような本を買い求め、処方箋の役割しか出来ない事となる。

「俺は成功哲学を学んでいるから」

なんてセリフを吐くやつがいたら要注意だ。そいつはそういった本を読み漁って空想に耽けているだけの輩の可能性がある。

 


現代風にまとめた啓発本


 

だいぶ話がそれたが、この本自体は大変読みやすく共感できる部分も多い、著者は「成功」とかでは無く、自由を選択するに至っての情報をシェアしたいとの事でこの本の成り立ちを語るが、まさにそれが現代を象徴しているのではないのであろうか?

 

現代風の考え方では、利権などの煩わしさは敬遠され(出世とかだ)自分の時間が全てにおいて最優先で、お金やモノは後回しするというものだ。だが、その自由は会社員だと中々それすらも持てず、いわゆる貧乏ヒマなしという状態になってしまう。

だったら、生産性の低い会社員を卒業して、生産性の高く時間が短いものを選ぶ道があるという事をこの本は示唆している。

 

結局、自分に取ってなにが一番なのかという本質的な問題は、それすら考えるヒマすらなく、周りの請負で、こうしたほうが良いという刷り込みによって虚像として君臨している事が問題で、このような本はそういった洗脳を解く鍵になれば存在理由もあると言うものだ。

 

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか 最新改訂版 (メディアワークス文庫)