書評「睡眠こそ最強の解決方法である」その②
さてその②でありますが、そもそも十分な睡眠をしているのかどうか、前述したように午前中に眠くなる、と言ったような曖昧な図り方でも良いが、数値として図る事が出来たら対策がしやすい。
いまはスマートウオッチがあるので、それをしながら眠るのが良いではないだろうか?お勧めはトラッカーであり、重いスマートウオッチだと眠るのに邪魔になる可能性があるし、なによりも安価である。
脱線するが、私はずっとFitBiltを使っていたのだが、段々液晶が薄くなってきて、ついに目視できなくなるくらいになってしまって、今年シャオミに買い替えたのだが、睡眠の制度で言えばFitBitの方がかなり優れていた。FitBitは途中で目が覚めたのをちゃんと計測していたが、シャオミのMiBANDはいつでも覚醒時間は短い・・。
まあ、値段が違うので(シャオミは5000円、FitBitは20000円)当たり前と言えば当たり前だが、睡眠だけで言えばFitBitをお勧めします。ただし2年ほどしか持たないので、これは改善してほしい。
途中で起きたが、それは記録されていない。
このような睡眠を図るものを利用するのが良いと思われる。ちなみに私はかなりの睡眠難民であり、深い眠りがかなり少なくて、かつ少しの物音で目が覚めてしまう。したがって眠りに関してかなり気にしているが、
- 日中に出来るだけ日を当たるようにする。
- 午後2時を過ぎたらカフェインは飲まない。
- 午後3時を過ぎたら昼寝をしない。
- 夜はブルーライトなどの光を浴びない。
- 激しい運動はしない。
- 寝る前に食事をしない。
- 風呂に入る。
などの対策が書かれている。
1は体内時計を正常にする事で、夜メラトニンという睡眠誘発物質が排出されるので、出来れば15分ほど朝の光を浴びるようにする。
2はカフェインをついつい飲んでしまうが、当然カフェインは覚醒させてしまうので、午後遅くになると睡眠に影響がでるので、なるべく摂らない。
3は昼寝は体に良いとされているが、3時過ぎに寝ると当然夜眠くなりにくくなるため、午後3時以降は昼寝はご法度、寝るなら30分くらい正午くらいまでで。
4はブルーライトなどの人口光は交感神経に作用して、眠くなくなるし、精神も不安定になるため、ブルーライトカットモードにして、かつ寝室には電子機器を持ち込まないようにする。
5は運動は体に良いとされているが、寝る2時間前までに終わらせておく、運動も交感神経を活発にさせて眠りに着きにくくするので、行うなら朝やろう。
6は当然満腹になると、胃が動いているので睡眠が浅くなるし、胃もたれをする、また年を食うと腰が痛くなって眠れなくなるので、食事は3時間前に摂る。
7は中核温度が下がってさっぱりすると当然眠くなる。リラックス効果も期待できる。
部屋は18.3度くらいが理想で、窓には遮光カーテンを引こう。寝具は安物なら肌触りが良いものに変えると良い。(ちなみに夏などの暑い日は、エアコンをつけっぱなしで寝よう、エアコンも気流コントロールできるものが望ましい)
ここまでやってようやく睡眠は多く、正しく摂れるというものである。我々は進化の過程で、睡眠を捨てなかった。何も出来ない睡眠は進化の上で淘汰されてもおかしくない筈なのに、睡眠は生けるもの全てに必須となっている。これは、何も出来ない無防備というデメリットを超えるメリットがあると言う事である。
私たちはついつい睡眠を疎かにして、起きている時の事ばかり考えてしまうが、実は睡眠こそが、実りある人生を送る上で大事だという事をもっと認識した方が良いだろう。