やりたい事の見つけ方とは
今回は「やりたい事のみつけかた」をテーマに書いてみる。この本は具体的にその方法が書かれているが、読み終えた感じでは「やりたい事」を定義する事が大事であり、さらに仕事にするには、その内容をさらに深堀する必要がある。
個人的にはどんなに大好きな事であっても、大体1年で飽きるというのがあると思うが、例えば24歳くらいで就職して、65歳で定年を迎えたとすると40年強だが、それまで変容しない心などあるだろうか?
自分の事で恐縮だが、私も昔はファミコンなどのゲームが大好きで、大好き過ぎて、勉強を全くせず、あらゆる教科で0点を連発する、いっぱしの劣等生になる事が出来たのだ。ありがとうファミコン。
だが、そのファミコン好きも今では全くゲームをしていない。当然ゲーム機など持っていないし、これから先も買う事はないだろう。詰まるところ、40年も変わらなく好きなものは稀であり、それを成し遂げる事が出来る人はどこかイカレているか、天才かなのだろう。
そこで、提案なのだが、嫌いでなければ恐らく続ける事は出来ると思う、この本で本当に好きな事が見つかり、それに就ける事ができたなら、それは幸せな事なのだが、もしそれが旨く行かなくなった場合、それこそ絶望な気持ちになるのではないだろうか?
その昔、知人がとある会社に面接に行った際、面接官に前職の事を問われた時、知人は「前職は自分に合っていなかった」とう事を言ったらしいが、その際、面接官は、
「仕事に合う合わないは無い、自分が合わせるのだ!」と言って知人は見事に不採用となったらしいが、恐らくこの面接官は、知人の甘ったれた言いぐさが気に入らなかったのであろう。そして、自分自身が実は仕事に違和感を持ちながら、それでも無理やり合わせ、ここまでたどり着いたのであろう。それを否定された気分になって、めでたく不採用となったと思われる。
で、その面接官の言いたい事も分かるが、実際合う合わないは有ると思われる。人とのコミュニケーションが苦手な人が、人と触れ合う仕事を選んではいけないように、ある程度は選ぶ必要があると思う。
そうして、選んだ仕事が自分の望んだものでなくとも、耐えられない程の酷さでないとすれば、恐らく大丈夫である。
ユーチューブや啓発本などが、まるで、一番好きな事でなければダメなような風に喧伝していても、ほどほどで長く続けれそうであれば、何の問題もないのだ。
ここで注意する事は、絶対に何かと比較してはいけないという事だ、他人などと比較すると、上にはキリがないくらい良い仕事をしている人がいるので、永遠に満足できないまま、彷徨い続ける事になるからである。