ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

自分を褒める事の重要さ

 

さて、今回は「自分を褒める」です。自分を褒めるとはどういう事か、字の通り、自分自身を承認する事に他ならない。

 現代社会では、ありとあらゆるものが自分を否定してくる。町を歩けば、目につくのはコンプレックスを煽る広告ばかり、TVやWEBでもやっぱり同じように、今のままではイケない。変わらなければいけないと言う。

 まるで、本当の自分自身が嫌いになるように仕組まれているようだ。

 また、WEBや本を読んでいると、「成功」を絵に書いたような人たちが、こうすれば成功する、こうすれば金持ちになれる、こうする事で幸せになれると喧伝している。

 そういった偉人と自分を比べると、どうしても見劣りするし、真似しても到底うまく行くはずもなく、それによって自己嫌悪に陥る。これってもう無理ゲーに近いよね。

 

 自分を褒める事は自己憐憫なのか

 自分が惨めに思える事がとつてもなく不幸だと感じるのは、自己肯定が低い事が原因であり、これが人生においてもっとも避けるべき事である。

 その為には自分自身で承認し、自分を褒める事が必要であり、この褒められるという行為は他人に求めると、終わりなき不幸の始まりなので注意が必要である。

 他人に承認を求める人生だと、SNSでいいねをもらうために気になって仕方がないとか、もらえないと気分が落ち込む、あるいはそのために逸脱行為などを行うなど、マイナスばかり目立つ、そもそもそういった事を他人に任せるという事は、メンタルを自分でコントロールできない事であり、コントロールできなければ、いつでも精神が不安定であると言える。

 そもそも、他人は自分の事など微塵にも気にしておらず、ましてや承認してくれるなど稀な事である。そんな頼りない承認など期待せず、自分で承認してしまえば解決するのである。

 

 自分にお疲れ様、自分によくやった

 がんばったかどうかとか、良く出来たと分かるのは、やはり自分自身であり、第三者は人の事など、あまり見ていないのでわかりようがないのである。

 だから、今日はうまく行ったと思ったら、自分に「良くやった」と褒めてあげよう。

 もし、失敗したなら「今日は失敗したけど、自分としてはよくやったし、勉強になった」と思えばいい。例えば、上司が「もう少し頑張れよ」みたいな発言をしても、自分としてはベストを尽くした、と褒めてあげればいい。

 (人に「自分はよくやった」などと発言すると、怪訝な目で見られる可能性があるので、あくまで自分にこっそり言おう)

 ここでポイントは「俺は良くやったよ」と声にだして行うとよりベターなので、こっそり車の中とか、トイレの中とかで行うと良いだろう。

 

 自分がダメだと思わせる要因はすべて無視しよう

 

 なんだか、自分自身で褒めてばかりだと、自惚れが強いナルシストみたいだと思われるが、先に述べたように、世の中には自分がダメ的なものがあまりに大きすぎる。

 これを使えば、あなたも痩せられる。痩せていない今の自分はまるでダメ。

 これを買えば、あなたは英語がペラペラになれる。英語が喋れないあなたはダメ。

 これを使えば、あなたは会社で成績が一番になる。いまのあなたでは成功はしないですよ。

 あの人は給料があなたの倍あります。あなたは稼ぐことが出来ない負け犬です。

 同期は出世して、もう課長になりました。それに比べてあなたは・・・。

 

 このようにトラップだらけの世の中なので、大袈裟なくらいの自惚れが必要なのだ。それくらいして漸く、自己肯定さはマトモになるのだから。

 さあ、今日から、自分で自分を褒めよう。誰だって褒められたのだ、だったら自分でコントロールすればいいのだ。

 

*今回の記事と本の内容は関係ありません。