ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

メンタルタフネス

 

 メンタルが強い人というのは、一歩間違えると我儘で傲慢になりかねないが、概ね社会の中でプラスに出る事が多いのかも知れない。

 そもそもメンタルが強いとはどう言う状態なのか?。

 何を言われてもめげない状態なのだろうか、めげないとはどういう事か

 

 「反省」とは何か

 大体メンタルが落ち込む時は、第三者に指摘を受けて、あるいは自分の不注意にて失敗をして、その事柄について反省をして心が沈み事であろうか?

 そもそも反省とは、しょげる事とは違うとは思うが、例えばこのような事は無いだろうか。

 学校で先生が生徒を叱っている。その最中に無表情やニヤニヤ笑っているのを見て、先生が「反省しているのか!」と声を荒げる。

 仕事で上司が仕事の失敗を叱責した後、平然としていると「あいつは全然反省していない」と再び叱責する。

 あたかも「反省」が心を沈める事のようにされているが、そもそも「反省」とは失敗した事柄について、再び同じことを犯さないように改める事であり、別にしょんぼりしなくてもいいはずである。

 と言うわけで、ズバリ(良く言われている意味での)反省は必要ないという事になる。その事が気になって眠れないとか、いつまでもその事がループして、嫌な気分になる何てことがあるのなら、反省と言う名の自分を責めるのはもう辞める事をお勧めする。

 またあなたが注意する方であるなら、失敗は学ぶべき事が多いので、悪意がない失敗であるなら、寛容になるべきである。かの野村克也監督は「勝った試合には何も学ぶ事は無いが、負けた試合には必ず学ぶ事がある」と言ったが、本当は失敗こそ金脈であり、無遠慮に攻め立てると人は失敗を恐れて何もしなくなる。

 

 嫌なニュースを遠ざけろ

 TVなどを見ると、嫌なニュースが次々と流れてくる。それらは僕らをとても沈んだ気持ちにさせられる。人はネガティヴな事柄を一番記憶するように出来ており、それは生き延びるためにプログラムされた人間の性である。古代人間は肉食獣の獲物であり、襲われた情報などをより良く覚えて、生存のための知識を得ていたのである。

 そんなシステムが今の現代ではマイナスに働いて、見聞きしたネガティヴなニュースがあたかも自分に降りかかったよう感じ、気分が落ち込んでしまう。

 だからこそ、そのようなネガティヴなニュースは出来るだけ見ないようにする事が大事で、特に朝は明るい事だけに目を向ける方が、気分は良くなるであろう。

 

 怒らないで暮らす

 怒らない、怒らないでいるのは大人という事である。怒りは現代社会で一番抑える事であり、怒るというのは幼稚な思考である。

 怒りのエネルギーは凄まじく、ある一線を越えるとそれは「呪い」となる。呪いは恐ろしいもので、呪う負のエネルギーは呪った人を蝕んでいく、人を呪わば穴二つと言われるように、呪いは呪った人、呪われた人もどっちも不幸になる恐ろしい感情だ。

 呪いは繰り返され、何度も追体験する事でそのエネルギーが再び持ち上がってくるが、その負のエネルギーはメンタルや時には体まで蝕むので、人を許したり、怒らないという事を心がけると良いと思う。

 

 結論を述べる、くよくよ考えてしまう人は、反省せず、怒らずの心がけをする事できっとうまく行くようになります。