ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

書評「もう怒らない」ための本

 

皆さんは温厚ですか、私は温厚になりたいのですが、(最近は少し真面ですが)怒れるおっさんです。

一時期は怒りの精霊に取りつかれた如く、あらゆる事に怒りの矛先が向いていたのですが、いろいろな本を読み進めるうちに、あまり怒りが湧き出る事はなくなりました。

 だが、私の怒りの源泉は未だに豊かな水量があるらしく、たまに怒りに捕らわれる事があります。

 中でも生産のない意味が無い事を強制されたり、時間を無駄にされると怒りスイッチがはいってしまう事が多々あり、反省するところであります。

 体調を整える事がまず心を平心でいられる事なのですが、(まずよく眠る事が大事)それでもどうしようもなく怒れる事は日常にはあるものです。

そんな時、今回ご紹介する。

 

3秒でスッと怒りが消える方法を教えます! 『「もう怒らない」ための本 イライラ・ストレスは免疫力を下げる』

(タイトルが長い)

を紹介する。

 

怒りのメカニズム

そもそも怒りとは何か、それは脳が生み出す自己防御機能であるが、大脳辺緑系と呼ばれる部分が活性化して、いわゆる戦闘態勢になる。

また、論理的な事を司る部分である大脳皮質はその逆で、理性的な判断をする時に活性化する。

つまり、怒りは大脳辺緑系が肥大した状態が、制御できない怒り状態と言うわけだ。

 

そのマグマのように湧き出た怒りを、どうにか諫めようとするのが大脳皮質であるが、逆を言えば大脳皮質を活性化させれば、怒りが収まるという事なのだ。(怒りながら論理的な思考は出来ない)

 

怒りを収める方法

 

さて、具体的に怒りを収める方法が本には示唆されているが、ここでは簡単な物で効果が高いものを紹介する。

 

心呼吸する

②甘いものを食べる

③冷たいものを飲む

 

まず①だが、正直これが一番効果がありそうである。怒りを収めるには過度に興奮した交感神経を抑える事が良いとされ、呼吸は副交感神経を活性化させ、リラックス効果がり、交感神経が抑えられると言う。

また、呼吸は大脳皮質を活動させる事が出来るので、とりあえず怒りが沸々と湧いてきたら、深呼吸をすると良いらしい。

呼吸は自律神経の中で唯一コントロールできるものなので、呼吸を旨く活用する事で感情をコントロールする事が出来るし、なによりも簡単なのでお勧めである。

 

②は甘いものを食べると、当然の如く血糖値が上がるので、血糖値があがると楽しくなるのはご存じだと思うが、糖分はエネルギーとして栄養価が高いので幸福感を感じやすくなる。したがって怒ったら甘いものを口にすると怒りが収まり、幸福感が訪れるというわけだが、まるでドーピングみたいで、かつ食べすぎは体に良くないので注意が必要である。

 

③は②の甘いものがすぐには手に入らない場合、冷たい水とうを体に入れると、脳が刺激され、怒りとか悲しみの感情が薄れるというわけらしい。

確かに会社とうにいる場合、甘いものがすぐに手に入らないという事はあると思うので、手軽に手に入る冷水などは、即効性や現実的という点でよいと思う。

 

まだいくつもの怒り解消法が記載されているので、自分にあった解消法を探してみてはいかがであろうか。