ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

レトロゲーム探検記 悪魔城ドラキュラ③

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さて、第二回からずいぶん時間がたってしまったが、何故かと言うと・・・。

下手すぎて、なかなかクリアできなかったからです!。

 

当時も5面から後は苦労した思い出がよみがえります。

友人のディスクシステムを破壊しようと思ったくらい、難しくてなかなかクリアできなかったのですが、皆で一機ずつプレイして、最後のドラキュラを倒したときは感動のひとしおだったのだけれども、今プレイすると難易度が高すぎて、おっさんは全然クリアできない現実が待っていたのです。

しかも、当時の仲間はもう悪魔城ドラキュラなどを一緒にプレイしてくれる暇人は皆無であり、嫁に画面を見せたら

画面がショボくて見るに耐えない・・・・

的な発言で、

「いや、この当時のグラフィックはね、同時には4色しか出せなくて、しかもスプライトは4つ以上並べるとチカチカしてしまうので・・」

と言ったところで、気まずい雰囲気が流れるだけだろう。

   

4面は陰鬱な地下牢

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 拷問を思わせる地下牢が続きます。骨が高く積まれ、ここで何人もの犠牲者が生贄にされた事が伺えます。

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何かの実験室みたいな風景、ここで何者かが得体のしれない怪物を生み出していたのかも・・・なんとなく「ルパン三世・カリオストロの城」を思わせます。

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4面のボスは死神。死神は慣性の付いた鎌をブーメランのように追尾させながら攻撃してきます。悪魔城ドラキュラでのボスキャラの中で1.2を争う手ごわいキャラクターです。蛇足ながら、死神のグラフィックがカッコいいです。

当時のコナミは黒の使い方がとてもうまく、少ない色合いで見事に死神を現しています。

最終面は城壁、そして城の主の正体は・・・

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いよいよ、クライマックスです。城の最上階には何が待っているのか。

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崩れた城壁に出たシモン。敵は1面のボスである巨大蝙蝠が何匹も待っていますが、こいつは真面に戦ってはダメで、ジャンプを駆使して躱していきます。

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何とか蝙蝠をやり過ごして、ライオン?の扉を潜ります。

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城壁の中に入ると激しい骸骨の攻撃が、はじかれて下に転落する事何回も・・・本当にここはムズい。

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時計塔に続いているのですが、背むし男と大鷲は地形を無視して突っ込んで来るので、ここは懐中時計にて時を止めるのが吉!掛け声はもちろん「ザ・ワールド!」*1

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いよいよドラキュラとご対面。部屋の入口には大きな三日月が浮かんでいます。ようやくここまで来た、そして「待たせたな!」

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ドラキュラ登場、3方向に火の玉を吐いてきます。タイミングよくジャンプして直ぐ鞭をたたき出してダメージを与えます。ちなみに当たり判定は頭のみ。

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ドラキュラはワープを繰り返すので、体当たりを気を付けないといけません。鞭で与えるダメージは一つずつなので、なかなか根気がいります。

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やっとこさドラキュラを倒すと、なんとその正体は巨大な悪魔であった。まるでウィザードリィのグレーターデーモンのようなその姿に、初めて見たときはとても興奮した思いがありますが、聖水で動きを止めて鞭でしばくと、結構簡単に倒せます。

「威張っているやつは、案外そんなもの」現実社会でもそんなもんです。

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そして感動のエンディング。崩れ行くドラキュラ城をバックにスタッフロールが流れます。今のゲームのエンディングと比べるべくもないですが、ちゃんと纏まったエンディングで今でも感動します。

 

総括

さて、コナミのディスクシステムの名作「悪魔城ドラキュラ」を三回にわたって掲載してきましたが、今プレイしても面白いよくできたアクションゲームでした。

マリオのような「ニコニコ」した優等生ではなく、どことなく大人びた雰囲気を見事なグラフィックと音楽で盛り上げてくれたコナミは本当にすごいと思います。

「悪魔城ドラキュラ」は色々なハードで今でもプレイできるので、当時を知らない人でもプレイしてみてはいかがでしょうか?

ちなみにブラムストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」も読みましたが、全然別物でした。しかもドラキュラがかっこ悪いという事で、原作より雰囲気があるという結論で締めたいと思います。

 

 

*1:ジョジョの奇妙な冒険の3部に出てくるスタンドの名前、時を止める事が出来る。