ジャンクな脳と記憶

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シューティングの一番星 グラディウスⅡ

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タイトル

1988年にゲーセンで可動していたシューティングゲーム(今はFPSを指すが、当時は2D画面で主に縦スクロールが横スクロールで自機を操作して、敵を球で粉砕するものの事を指していた)グラディウスⅡを語る。

 

もう相当前の作品だが、このゲーム「グラディウス」の冠を被っているだけあって、相当気合が入っていたのか、(個人的だが)非常に完成度が高い作品となっていて、今でも十分にプレイに耐えるのではないだろうか?

アーケードゲームが未だ、家庭用ゲームよりイニシアチブを持っていた頃なので、その当時としては相当詳細なグラフィック、サウンドを呈しており、中でもサウンドは一曲一曲は短くてもFM音源+PCMで十分スペース・オペラのような雰囲気を醸し出していた。

 

今の子供達が見たら、ドットの多重スクロールなどなんでもないものだろうが、当時としては、多重スクロール、大きなボスキャラ、全8面構成のステージ、どれも垂涎のゲームであった。

 

シューティングゲームはこの「グラディウス」シリーズを始め、各社から出ていたが、やがて格闘ゲームにおされ、ゲームセンターが下火になると、まるで老衰するようにひっそりと消えていくが、当時は上手い人のプレイを見る、というだけのものでさえ、一つの文化であったような気がする。

グラディウスⅡは全8ステージであり

Ⅰ面は小さな太陽が幾つも現れる人口太陽ステージである。

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このドラゴン?は破壊できる球を扇状に進行方向に吐いてくる。弱いが何匹も出てくるので、装備が弱いうちは中々手強い。

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ステージ終わりには必ずボスがおり、それを倒すとステージクリア、1面のボスはフェニックスで、頭が弱点。

 

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2面はエイリアンステージとなっていて、映画「エイリアン」ほ彷彿させる画面構成。有機的なデザインが目を引く、触手も出てきます。

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2面のボス「ビックアイ」、触手から弾を撃ってきます。わかりやすい弱点「目玉」。自分の名前で弱点を言っています。余談ですが、シューティングのボスは、だいたい、目玉や脳みそが多いです。

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3面は結晶ステージ、ドットで描かれたクリスタルが美しいです。後半激しい結晶の動きがあり、挟まれないように注意!

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ボス「クリスタルコア」細く短いレーザーを2本平行に撃ってきます。触手が邪魔で中々コアに弾が当たりません。

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4面は火山ステージ。音楽(A Way Out of The Difficulty)がかっこいいです

途中火山が噴火したり、雑魚キャラが弾を吐きまくります。

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ボスはデスmrk2、沙羅曼蛇に出てきたデスの2号機、ハッチからレーザーを撃って来ます。

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ステージ5はモアイステージ、グラディウス1でも、モアイステージはありましたが、より凶悪にモアイは向きを変えてイオン砲(モアイが打つ弾の事)を撃ってきます。ここのステージの曲は沙羅曼蛇の2面と一緒ですが、何故なんでしょうか?

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ボスはビックモアイ、口から小さいモアイを吐きながら、そのミニモアイも小さいイオンを撃ってくる。装備が良いとなんてことないが、貧弱装備だとかなり大変。

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高速ステージ。

この面だけスクロールが早いです。行き止まりもあり、ある程度パターンを覚える必要があり、シューティングゲーム=パターンを覚えるという構図が、この後の作品からは顕著になります。

ここまで、来れるようになったのに、迷路にぶつかって死ぬのはかなり切なかった。

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ボスはビックコアmrk2。もはやビックコアの面影はありません。弾幕系シューティングのようなレーザーを放って来ます。最初は驚きますが、装備が整っていればさほど強敵では無いです。

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ステージ7はボスラッシュ。もう勘弁して、というくらいボスが続きます。先鋒は懐かしのビックコア。

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沙羅曼蛇に出てきた「ゴーレム」も出てきます。

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同じく沙羅曼蛇に出てきた「テトラン」触手の動きが高速でかっこいいです。ちなみに巡洋艦だそうです。

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5番目は「ガウ」です。えらい有機体で、グラディウスの世界観と少し違うデザインですが、何事も例外はありますから良しとしましょう。

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沙羅曼蛇に出てくる「イントルーダー」ですぐトグロを巻きます。こうやって見ると「沙羅曼蛇」からの引用が多いですね。

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最後は「カバードコア」破壊不能なミサイルを円を描くように放って来ます。落ち着いて見れば大丈夫ですが、最初は弾の多さにビビってしまいます。

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いよいよラストステージのゴーファー艦内です。最後は敵の要塞というのはお約束です。複雑な地形を乗り越えて、艦内深部に向かいます、

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途中には要塞があります、中央のコアを守る壁が中々硬いです。

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そして、グラディウスⅡと言えば、この「クラブ」その異様な姿に話題が騒然となります。倒せないので、うまく足の間を抜けますが、なんかフェイントとかして、中々お茶目な奴です。

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クラブをやり過ごすと「ゴーファー」の間に着きます。ゴーファーは見た通り、頭と首に根っこが生えているおっさんで、何も出来ません。どうもグラディウスのラスボスは自分では何もしてこない奴ばかりで、簡単に破壊出来ます。ゴーファーを倒すと感動のエンディングです。

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ゴーファー艦から脱出します。なんか以外に小さい宇宙船に見えますが、きっと気の所為でしょう。マクロスにでも出てきそうなデザインです。

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スタッフロールが流れて、2周目に突入します。惑星グラディウスを背景にビックバイパーが帰還する様子を尻目にスタッフの名前が画面に出ます。

 

と、言うわけで、長々とグラディウスⅡを語って見ましたが、この作品は横シューティングのフォーマットを頑固としたもの、と言えそうです。横スクロールの定義をしたのは前作「グラディウス1」でしょうが、セレクト出来る装備の自由さや、ステージ構成など、この作品が影響を与えたものは多かったのでは無いでしょうか?

PS4のゲームアーカイブスで今でもプレイ出来るので、機会があればプレイして見てくだだい。

 

曲もすごく良いです。