ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

透けてるのは女子大生だけでいい。沙羅曼陀。

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意外にアーケード版によく似たタイトル。多少のアレンジこそあれど、移植率は高い。

スケルトンカードリッジ。

それは、単純に中身が透けている(透明のカードリッジ)訳ではなく、それ自体がデザインであり、文化であると言うのは言い過ぎか。

ともかく、コナミから出ていたグラディウスの続編、沙羅曼陀のカセットはそう言う仕様になっていた。このスケルトンカードリッジは、ゲームとは何の関係もなく、当然スケルトンだろうが、マミルトン*1だろうがシューティングゲームとしては、別になんてことはないアーケードからの移植である。

だが、その後に来るiMacなどの空前のスケルトンブームを先取りしたと言う点では、なかなか凄いのではないだろうか、当時スケルトンと言っても何のことだか分からない御仁も居ただろうが、スケルトンが所謂骸骨、骸骨は透けているからスケルトンというダジャレにも通じる事から、透けるトンでいこう!とコナミが言ったかどうか知らない。

「いやー、この沙羅曼陀、ゲームとしては中々、及第点なんですが、なんか地味なんですよね」

「そうか、だが、もう納期が近いから、ゲーム内容を変更する訳にはいかないよ」

「そうか、なんかウリはないのかな」

「内容は普通だから、どうせならカードリッジに特徴を持たせようか」

「でも、赤色とか紫とかはもう使われていて、インパクトがないよな」

「ん、どうせなら、透明でスケスケにしたらどうだ」

「ああ、なんかスケスケってやらしいですね、そうしましょう」

ときっと、コナミの会議室で開発と営業で話し合いがあったに違いない。

そして、スケルトンカードリッジはこの世に産声を上げるのだが、このゲームこのスケルトンカードリッジしか覚えていないんだよなあ。

 

 

*1:マックスむらいという、赤い服を着たおっさんの取り巻き、女ということ以外知らない