ジャンクな脳と記憶

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男はつらいよ「隻眼の少女」

 

男というのは辛いである。もちろん女性も辛いだろうが、男たるもの幼少期を過ぎるとどうしてあんなにもしょうもなくなってしまうのであろう。

思うに男性は中学生を境目に子供っぽさが抜けず、見た目がどんどん劣化して、愚痴っぽくなり、それでいて若い女が好き。

という文章に起こしただけでもしょうもない感じが出てしまうのはもはや運命なのであろうか。

 

もはや「かわいそう動物」の名を冠したような男性の諸君が「そんなー」と思わず声を出してしまいそうな物語が今回の「隻眼の少女」である。

 

麻耶雄嵩特有の「そりぁないぜ」感が今回も健在であり、なんども起こる「そんなー」に読んでる方は心配になるほどだ。

 

自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、村の伝説の地で起こった少女の首切り事件に遭遇する。被害者は古から村を支配するスガル様の後継者で、九年後に起こると予言される大難事に備えるべく修行をしていた。犯人の罠により殺人犯と疑われた静馬を見事な推理で救った水干姿の十八歳の隻眼の少女の名は御陵みかげ。名探偵であった亡き母、御陵みかげの遺児で、母の名を継ぐべく、元刑事の父の手ほどきで各地で探偵としての修養を積んでいた最中だった。静馬は助手見習いとして、みかげと共に被害者の琴折屋敷へ向かうが、そこでは第二第三の殺人が待ち受けていた。三つ児の三姉妹、そして父を失いながらも難事件を解決したみかげ。だが、18年後に同じ現場で18年前を再現するような悪夢が……。絶品の超絶本格ミステリー。

あらすじより

 

現代と過去が行き交いするミステリーで、旧家、因縁、不可能犯罪とくるお約束な展開であり、主人公の「種田静馬」が鬱キャラで、名探偵の娘「ミカゲ」がツンデレキャラとくれば、「ほんわかミステリー」的なものかと思えば、

「そりゃひどいよー」

と言いたくなる事請け合い。主人公の種田静馬がなんか可愛そうと思えるないようなのである。種田はうじうじキャラなので、イライラする人もいるかも知れないが、そういうのは多感な男子ならなんとなく経験する事なので、その結果にはなんとも複雑な思いをする人もいるのではないだろうか。

 

 

どんでん返しが好きで、因習、旧家、巫女などのキーワードにビシッとくる人はぜひ読んで見てください。

 

最後はなんとか救われるので、途中で読むのを辞めないように!