GWを享受できるのは恵まれている人だけ
「働き方改革」を標榜した我が日本だが、みなさんはどうでしょうか?少しは恩恵を受けているでしょうか?
今この記事を書いているのは2018年のGWの真っ最中だが、祝日が(わりと)繋がった昨今は9連休という方も居ることでしょう。
だが、当然みんな同時の休みに起こりうる事は今回も例外なく訪れる。
- どこに行っても混雑
- どこに行っても割高
このような問題はまあ、避けることは出来ないが、そもそもGWが全くない人もいるわけで、どうやらまだまだ「改革」には程遠い事が伺える。
ドイツを例に取ると
経済大国であり、主要産業が車という点でも似通っているヨーロッパのドイツは、休暇の考え方が色々違う。
新卒でも20日以上の有給休暇が与えらる、通常の会社だと、大体年30日の有給休暇が与えられ、連続して2,3週間連続で休暇を取る。(2,3日ではない)
病欠に対しても、例えば日本では「病気になるのは自分の自己管理力が無いからだ」と言われて、中には有給すら使用させてくれない会社も有るという。
一方ドイツでは「病気になるのは従業員のせいではない」という考えの元、通常に休むことが出来る。(日本の休んではいけないという強迫観念はかなりのもので、無理して会社に行って更に悪化させる、なんてことがまかりと通っていて、それが美徳とさえ考えられている)
有給を取れる法律が必要
こうやって見てみると、もはや宗教のような観念が日本全体を包み込んでいる事がわからる。従業員が休みを入れると会社が回らなくなる、とか、経営者が丁稚奉公的な経営をしないと成り立たないなんて言い訳は、もはや二次的なもので、人々は強烈な強迫観念によって縛られているだけのように思える。
したがって、ここは政府が「有給の義務化」をすべきであろう、いまの観念の呪縛が取れて、休みが国民全員で均等に取れれば、今より国はもっと良くなる気がする。
(経済連が黙ってはいないだろうが)
つまり給料を増やすより、「給料は据え置きでも休暇を増やす」ていうのはダメでしょうか?