荒野は永遠に。マッドマックス怒りのデスロード。
荒野を走る一台の車、激しく改造されたその機体には幾つもの銃槍が開いていて、その車が幾つもの修羅場をくぐり抜けて来たことを示している。
この車を操るのは、元警察官である「マックス」その人である。
てなわけで、今回は「MADMAX-怒りのデスロード」について寄稿することにする。
この映画は、男が荒野を疾走しているー以上。
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いや、本当にそれだけなんだよな、おっさん世代なら、昔見たマッドマックスがおもしろかったので、それのイメージがあるけど、内容は北斗の拳の世界で、拳法抜きバージョンと言うべき感じのストーリーで、世界が滅んだ後の暴力の世界での出来事を描いたものだが、ストーリーはあってないようなもんだ。
元警官のマックスは過去に救えなかった命の幻影に悩まされつつも、荒野にて生き延びていた。そんな中、暴徒に襲われ囚われの身になってしまう。
囚われたのは「イモータンジョー」と呼ばれれる男が統率するコミュニティであった。ここでは自給自足にて「水」「食料」が豊富にある独裁社会であった。
そこに囚われたマックスは、戦闘員ウォーボーイズの輸血分として、「輸血袋」と呼ばれ車に括りつけられて、血液補充のための傀儡と化してしまう。
そんな中、大隊長フェリオサが「緑の大地」を求め、ジョーの妻を連れて脱走を図る。そのドサクサに紛れて、マックスは脱出を図るのだが・・・。
てな感じで、フェリオサと組んだマックスはジョーの追ってを蹴散らしながら、やはり荒野を進んで行くのだが、
いや、マジでセンスとか描写がいまいち好きになれないんだよね。
奇形した者や、ヘビィメタルな兵士、ゴテゴテに飾られた車。
このどれかにヒットした人は楽しめるかも。
ウォーボーイズとジョーの妻とのロマンスとか、マックスの過去がちょくちょくフラッシュバックで出てくるわりには、それについての言及がないし、ジョーのバックグラウンドや世界の荒廃の理由もなし、
まあ、これ映画館で4DXか何かで視聴したらそれなりに楽しめるかも。
あたま空っぽにして、深読みせず、予定調和を楽しむというのが、この映画を楽しむ極意なのであろう。
なお、著名人たちもこの映画を絶賛していたが、タイトルといい、パッケージといい、予想がつく内容なため、閲覧する人は元々こういったアクションが好きな人なんだろうと思います。
たまにはこういった映画も良いかもしれませんね。