ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

テレビという奇妙な箱

最近奇妙な売り文句を見た。それはシャープの液晶TVでキャッチコピーが「8K並の解像度の4Kモニター」という文々だ。

「・・・・・」

「・・・・・」

え?

なんだよ、結局どっちなんだよ!的なツッコミは無しとしても、すごく興味が沸かない商品ではないだろうか?。

TVのCMが酷く鼻につくようになったのはいつからだろうか?

少なくともTVを見なくなってから、無駄なものを買わなくなったような気がする。つまりTVはスポンサーが居る限り、CMというものから逃れる事が出来ない。言い換えればCMを見せるためだけに存在していると言い換えてもいい。それはつまらなくなって当然なのだ、そしてそんなつまらないメディアの画質が上がったところで、結局つまらないのは変わらないのだ。

 

TVの伸びしろはまだあるのだろうか?残念ながら、それは希望的観測のようなものであろう。平面の画面がいくら細かくなったところで所詮箱のなかの話であり、臨場感は本物とまるで比較にならないし、そもそもよく出来たものは画質に支配されない。それは、映像でしか訴える事ができない出来損ないのコンテンツが垂れ流しても、長続きしないことを意味している。

楽器が上手く引けない男が、次々と機材を買い込んでいく楽器貧乏に少しにている。コンテンツ制作者はハイビジョンでまず納得する作品を作るべきだ、4k、ましてや8kなどHDで感動する作品が作られなければ、当然使いこなせるわけがないからだ。

さらに、このTV値段が168万もするという。これは一体誰に向けているのか?それだけの値段がするなら、せめて8Kにしろよ、と思うのは私だけではないだろう。

 

私個人の見解を述べる。

TVは時代遅れな代物で、基本は視聴しないほうが自分自身の為になると思われる。

そして、それを製造しているメーカーは未だに解像度がすべてのような勘違いをしているが、このまま時代錯誤の道に進むなら、そこにはただ不毛な地が広がっているのではないだろうか?

そして、8Kなみの4Kを販売したシャープは、それを出すことを止めるものが居なかった時点で将来の展望が暗いと言わざるを得ない。