ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

ランニングという病巣

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近所をランニングしていたら、あやしい野菜販売所を発見。走っているとこのような新しい発見があるのが魅力

 

さて、おっさんになって来ると、やたら健康という言葉が気になるようになる。実は、少し前に、ショップジャパンの腹筋マシンの「ワンダーコア」を買ってしまったのだが、この手のものは遥か昔に購入したブルーワーカーぐらい黒歴史になることは、必然であったのにまた同じ過ちを結局繰り返してしまったわけだ。

 

まあ、つまり3日坊主なわけだ。

このワンダーコア。名前こそ仰々しいものがあるが、なんてことはない、スゲー運動した気分にさせてくれるグッズというと言うことで私は認識している。

と、いうものこの危機、優しすぎるのである。

どれくらい優しいのかと言うと、いつでもヘマをしても「ファイト!」とか言ってくれちゃう女子マネージャーくらい優しいのだ。

なんせ、腹筋が存在するのかわからないくらいの脆弱なわたしの体である。そもそも腹筋運動なんて、嫁が人質に取られても出来るかどうか不明である。

そんな私の体を労って、マネージャーのリコちゃんは言う。

「大丈夫よ、きっと次はできるわ」

「ありがとうリコちゃん。オレがんばるよ」

みたいな会話が脳内再生されちゃうくらいである。

 

話が逸脱した。

 

このワンダーコア、なんかバネが付いていて、やさしく腹筋運動をアシストしくれるのだ。

ちょっとまってくれよ、オレは腹筋に負荷をかけて、マッチョになるつもりなのに、どうしてそれを邪魔するのだ。

つまり、腹筋を鍛えるための負荷をかける器具が、負荷をかけないようにアシストしている段階で、それはトレーニング機器として破綻しているのである。

 

「ごめんよリコちゃん。オレはやっぱり自分の力でがんばるよ」

 

と、いう気持ちで、ワンダーコアは邪魔なので後輩に差し上げた。

 

で、ここまでが前置きだ。

 

AMAZONのKindleでよく本を買うのだが、おっさんともなると健康系の本が結構な割合を割いている事に気づく。その中で、ワンダーコアより効きそうなものがあった。

 

「BORN TO RUN 走るために生まれてきた」

 

これは熱い。素足ランニングというものの根拠が、メキシコに住む民族によって証明されるドキュメンタリーなのだが、そのトレイルの描写や出てくる人間の人間離れした存在がさらにこの作品をドラマテックにしている、これよ読むと走り出したくなるというのは決して嘘ではないであろう。

少なくとも読んだあと、ウェブでランニングやトレイルの関連を検索する人は多いと思う。

この本の続編もでているが、臨場感ならこの本の方が上だ。ランニングは誰にでもできて、特別な装備も(最初は)要らないので、ぜひ興味のある方は本を読んで駈け出してみては如何だろう。

 

 

<BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族>”