ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

中華料理屋の謎の有線放送とスーパーチャイニーズ

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チャイニーズたちが大暴れ、2P協力プレイがおもしろい。ステージも豊富でなかなかやりがいがある。

我々の脳と言う奴は、大変優秀であり、一つの物から連想される事を勝手に引き出して、それを組み立ててしまう。言わば、全てのものを順に処理しなくても、経験から得られる可能性の高い物を勝手にくみ上げてしまうのだ。

コンピューターのメモリの様に、あるいはケータイの予測変換のように、ある程度の言葉や映像を確認すると、海馬のデーターベースから、それに最適と思われる答えを導き出す事ができる。

これがないといちいち、全てを理解して処理していたら、時間がかかるだろうし、エネルギーも消費してしまう。何よりもかなり無駄と言うことだ。

 

さて、先日。近くの中華料理店に食事に行った時、店内では謎の中国語の音楽が流れていた。どことなく古くさいそれは、恐らく日本で言えば演歌のようなものであろうと思われた。

給仕をしてくれた女性は、中国の方らしく、片言の日本語でメニューを取ってくれた。

食事が運ばれて来て、唐揚げを食べていると、奥でどうやら、食器を落としてしまったらしく、ガシャンという器物が割れる音がした。それと同時に、厨房から、

「アイヤー」

というお約束の言葉が聞こえてきた、

私は、その時、何故かナマズの髭を生やした中国人が、中国の着物を着て、驚いている風景が頭に浮かんだ。(無論、イメージのオヤジは語尾にアルネを付けるに違いない。例・食べるアルネ!

もちろん、そんな格好ではないし、言い放ったのは普通の人の良さそうな兄ちゃんであったが、だれでも、そのものに対するイメージを持っている事が言いたいのだ。

 

つまり、政治家は必ず悪い奴とか、ロシア人は酔っ払っているとか、オヤジはくさいとか(これは当たっている)団地妻はエロいとか、そういった類いの物だ。

かの「エレファントマン」は醜悪な外見とはうらはらに、心が美しいというギャップさが作品として深みを与えたが(実際のキモ面は心もキモい事が多いが)

どんなに、その内面が違っても、多くの刷り込まれたイメージは簡単に払拭できない。

つまり、人種は殆どその人格には関係ないし、仕事も関係ない筈であるが、

相変わらず中国人は、ラーメンで拳法、違法でアイヤーなのである(これは悲しい偏見であり、もちろんそんなことはない)

日本人も恐らく、イメージが付いていて、チビ眼鏡、寿司、カメラだろうか・・・おまけにニンニンぐらい付けてもいいだろう。

この便利なイメージ変換は、時には大きな問題を引き起こす事があり、それは人間という生理現象が元なのだから、手立ては無いのかも知れない。

 

と、いうわけで、スーパーチャイニーズは、やはり間違った中国観からのゲームであり、そのイメージがまたおもしろい作品なのでアルヨ!。

 

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 少林寺系の映画がモチーフと思われる主人公。とりあえず、何でもクンフーで解決だ!