ジャンクな脳と記憶

漫画、レトロなゲームや読書の話題、ゆるりと。

書評

ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう

エリック・ベルトランド・ラーセン著の「ダントツになりたいのなら、たったひとつの確実な技術を教えよう」を今回は取り上げる。 ひさびさの啓発本のレビューであるが、精神論がほとんどの場合が多いこの手のジャンルにて、具体的な方法が書かれているのは特…

何故アフロなのか?-寂しい生活

稲垣えみ子さんの著書「寂しい生活」を読破した。 彼女を知ったのは確か「報道ステーション」に出演した時であったと思う。その相貌もかなりのインパクトであったが、言動も一線を駕す発言であった事で興味をもった次第である。 稲垣さんは強烈な「ボンバー…

体は自然に適応する。サバイバルボディー

私たちは快適を求めてきた。夏は涼しく、冬は暖かい。自然の過酷な環境を不自然に捻じ曲げて、体を甘やしてきた。 その結果、我々の体は以前より軟弱になり、もはや囚人の如く建物の中でしか生きる事が出来なくなっている。 それと伴い、病気になり易く、疲…

たのしい縮小社会

我が日本は人口が減っているらしい。このままで行くと2055年には1億人を割り込むという。 これに対して、人口減少は国力の低下という事をよく耳にするが、本当にそうなのだろうか? 欧州各国に比べて、日本は人口が多いし、密度も過密である。日本より人口が…

野生の遠吠えは原始の音色  柴田哲孝「WOLF」

日本オオカミが絶滅して100年強、動物園で見たオオカミはデカいシベリアンハスキーのような風貌であったが、その顔つきは明らかに人間に媚びない荘厳さを兼ね合わせていた。 つまるところ、完全に自然の体をしており、その迫力は飼育されていても変わらない…

所有する事で弱くなってしまう「持たない幸福論」

あなたは何のために生きていますか?この世で一番必要なものは何ですか? この質問の答えは人によって違うと思われるが、何人かは「お金」と答えるであろう。だが、お金自体に価値はなく、お金は何かと交換できるからもてはやされているに過ぎない。 で、物…

会社がなんだ!「明日クビになっても大丈夫」

今回は「明日クビになっても大丈夫」を紹介します。私は存じ上げなかったのですが、著者のヨッピーさんは、ネット界隈では有名な人らしく、この本は彼のどうやって会社を辞めても、食いっぱぐれがないかを自伝的な記述で紹介しているものだ。 ネット界隈では…

共感できるかどうかはあなたが純粋かどうか?「どん底から最高の仕事を手に入れるたった一つの習慣」

ここに二人の若者がいる。 若者は友人であるが、性格は真逆である。 いつも刺激を求めるストレートな性格の「シバちゃん」 おっとりとして、安定さを求める「ターくん」 この二人は仕事を通して垣間見る人生の意味を考えていくのだが、 シバちゃんは大学を卒…

物を買わなければいい事ばかり?「より少ない生き方」

今回もミニマリストネタで行きたいと思う。 今まで色々な本を読み漁って来たが、幾つか心にヒットしたものがあるのだが、 物が少なく暮らす(ミニマリスト的な発想) 健康(運動と睡眠) 自然(人間のシステム的に自然は欠かせない) これらをひっくるめると…

nature fix自然が最高の脳をつくる

皆さんは自然に触れていますか?私は自然が大好きです。 だけれども、それは最近の事で、昔は自然は大嫌いでした。 だって、自然環境は 暑かったり、寒かったり 訳のわからない虫がいたり するために清潔が好きな現代人なら、自ずと屋内で過ごしたくなる気持…

もう仕事辞めたい病が再発!本当にもうあかんとき「そろそろ会社辞めようかな」

今回は実生活とリンクする内容である。 実を言うともう疲れた。 昨年の繁忙期にて、ひと月で3キロも痩せてしまって、睡眠不足のため究極のマイナス思考に陥ってしまい、「もうアカン、もう死ぬしかない!」 ぐらい思いつめてしまった。 人間忙しすぎると、思…

ホラーなのにちゃんとミステリー「ぼぎわんが来る」「ずうのめ人形」「ししりばの家」

今回は澤村伊智の「比嘉姉妹」シリーズの三部作「ぼぎわんが来る」「ずうのめ人形」「ししりばの家」をおすすめする。 これらはジャンル的には「ホラー」に分類されるが、読んでみると分かるが「ミステリー」的な要素が含まれている良作であり、読み始めると…

それにすべての人間は支配される「習慣の力 The Power of Habit」

皆さんは毎朝起きると、顔を洗いコービーを飲み、朝食を摂ったり、スーツに着替えたり、だいたい順番が決まっているのではないだろうか? それらは特別意識しなくても、無意識にルーチン通り、正確に行われる事があたりまえ過ぎて、その事すら気にかける事も…

その正体は?ハーメルンの笛吹き男ー伝説とその世界

みなさんも一度は聞いたことがあるハーメルンの笛吹き男の話。古ドイツの昔話であり、ある意味教訓めいた内容と、その不気味な結末に童話というより、ホラーのような展開にうすら怖くなった覚えはないだろうか? 古ドイツの伝承では「ブルーメンの音楽隊」が…

男はつらいよ「隻眼の少女」

男というのは辛いである。もちろん女性も辛いだろうが、男たるもの幼少期を過ぎるとどうしてあんなにもしょうもなくなってしまうのであろう。 思うに男性は中学生を境目に子供っぽさが抜けず、見た目がどんどん劣化して、愚痴っぽくなり、それでいて若い女が…

タイトルは気後れするが「絶対達成マインドの作り方」

皆さんは朝上司が朝礼などで「やればできる」的な発言をしたらどう感じるだろうか? 「できるわけねーよ」 「そういう根拠もない事を言わないで欲しい」 的な感情が浮かぶ方も多いのではないだろうか。 それは確かにそうなのだろが、そういった「根性論」的…

名前に隠された秘密「祝山」

「祝山」と名がついた山があったとしたら、あなたはどう思うだろう。きっと縁起が良い事が起きそうな気がするが、実は「祝山」は「位牌山」が変容したのだとしたら、 ホラーと聞くと、見た目クチャクチャな女(あるいは男、ジジイなど)が突然現れて、脅かす…

誰もが憧れる1流とは「一流の人に学ぶ自分の磨き方」

皆さんは自分を何流と思いますか?中々自分が1流と言うことは(思っていても)ないでしょうが、いつでも自分の自尊心は1流でありたいと願うものです。 だが、そもそも人の見えないランクというのは定義が曖昧であるため、ましては一流かどうかは第三者が決め…

そもそも全能の神は全能が故に存在しない。さよなら神様

以前紹介した。麻耶雄嵩の「神様ゲーム」の続編で、鈴木太郎こと「神様」が犯人を提示して、それを逆説的に思考していくスタイルであり、前回が一つのストーリーを追うに対して、今回は5篇のオムニバス方式を取っている。 今回も強烈な摩耶節は健在で、最後…

因習は恐ろしくも切ない。鬼の蔵

田舎にある因習と聞けば、あなたは何を想像する?落ち武者や幽霊、妖怪に悲劇、ともかく怪しくも美しい話が多い。 今回は、内藤了氏の「鬼の蔵」をレビューする。わりと純粋なホラーであり、実はその正体は科学的に・・的なものではなく、怪異は怪異のまま、…

まだホラーの季節じゃないけれど どこの家にも怖いものはいる

刀城言耶シリーズで有名な「三津田信三」のホラー小説である本作は、妙に現実味がある描写で人気シリーズだ。 三津田本人が収集している怖い話を、編集者と共に読み進めていくと、まったく違う話が一つに繋がっていって・・・。 一つに繋がったとき「ああ、…

人生とはこんなにもかっこ悪いんだ。死にたい夜に限って

「君の笑った顔、虫の裏側に似ているよね」 クラスメイトにそう言われた筆者。運命はいくばかアングラな方向に向かっていく・・。 今回は爪切男氏の「死にたい夜に限って」 この本は「日刊SPA!」に連載されていた「タクシーハンター」の恋愛エピソードを中…

桃源郷は実は直ぐ側にある?そろそろ会社辞めようかな

満員電車、口うるさい顧客、到底達成できない懲罰のようなノルマ。我々の社会はどうやら中世の奴隷制度に戻ったようだ。 このような事を思い嘆いているのは、おそらく会社員の殆ど当てはまるのではないだろうか?。 「いやあ、オレんとこは、大企業ではない…

ロボットは役に立つとは限らない。ロボット・イン・ザ・ガーデン

我々が考えるロボット、あるいはアンドロイドというのはどういったものであろうか? 的確な判断をして時には主人を守り、身の回りの世話を焼いてくれる。そんな様な存在であろうか? 映画「オートマタ」のように自我を持ったアンドロイドの悲哀を描いた作品…

恐ろしいものは目に見えない。忌録

恐ろしいものとは何だろう?映画リングのような幽霊が現れて、あなたの目の前にて何らかの呪詛を唱える事であろうか? ゲーム「バイオハザード」のように死んでしまった人間が蘇り、あなたに襲いかかって来ることだろうか? 実際の恐ろしさとは「よく分から…

神はいつだって不条理 神様ゲーム

旧約聖書を読み解くと、その神の横暴さに恐怖する事がある。神と言われる存在は平気で、人を殺し、災厄を撒き散らし、文明を滅ぼしてしまう。 そもそも、神は人間ではないのだから、人間の倫理など通用しないのは分からないでもないが、神の横行を見ていると…

子どもたちはいつだって主人公 新世界より

国産ファンタジーの傑作。一言で言えばそういうマトメになるかと思うが、この作品は読書後「うーむ」と思わせるものがある。 この先、ネタバレ部分があります。読み終えてない人は読書後読むことをオススメします。 オチというか、自分たちこそ異端という結…

現代のインディ・ジョーンズはハイテクなんです。猿神のロスト・シティ

♪ チャチャチャラーン、チャーラー ♪ 古代、冒険と聞くとすかさずインディ・ジョーンズのテーマが流れてしまうのは、もう結構なおっさんだと思うが、古代に栄えた文明がある、みたいな話があれば心が踊ってしまうのは、もうしょうがないと思う。 で、今回は…

じっくり楽しむ大人のミステリー 緑衣の女

アイスランドと聞いても、いまいちピント来ない。多分それが普通だ。北欧ミステリーは、ドイツだったり、スェーデンであったり、デンマークあたりがよく聞くのだが、ところがどっこい、アイスランドである。 アイスランドが舞台の「緑衣の女」はゾクッとする…

遠い記憶。罪の声。

子供の頃起きた重大事件が、これほどのものというのを知らなかった、というのは今回紹介する塩田武士の小説「罪の声」だ。 ノンフィクションかと思える程の描写が題材にするのは、1984年に起きた誘拐、脅迫事件であり、さらに未解決事件でもある。日本ではあ…