ジャンクな脳と記憶

本を通じて人生の幸福を考えています。

映画

ドラマ批評「ターミナル・リスト」

https://amzn.to/3S2dw5j ターミナルリスト 久々に「動画批評」を行います。今回取り上げるのはアマゾンオリジナル動画の「ターミナル・リスト」です。 このターミナルリストは、アマゾンのオリジナルコンテンツらしく、今のところアマゾンでしか見れない様…

映画批評「ノマドランド」

今回は「ノマドランド」を紹介する。 いや、この作品注意がいる。 独り者の寂しがりやは見てはいけない。 間違いない。 寂しすぎて悶絶するかもしれない。 さて、前置きはさておき、 ノマドランドとは、の前にウィキペディアで「ノマド」を調べると。 遊牧民…

映画批評「ザ・ハント」

今回は「ザ・ハント」を見ました。 この映画、知っている人が誰も出ていない、いわゆる低予算映画なんですが、不思議な魅力を持っていて、よくある題材の映画なんですが、 おもいきり予測不可能な点ではなかなか面白いと思います。 途中で、ああもう時間の無…

映画レビュー「蜘蛛の巣を払う女」

今回は久しぶりに映画批評をいたします。 映画「蜘蛛の巣を払う女」です。 これは大ヒットした「ドラゴンタトゥーの女」の第二作目にあたりますが、まず率直な意見として。 なぜ、リスベットが前作の役のルーニー・マーラではないのか! に尽きると思う。 *…

search 現代の操作は椅子の上で

映画「SEARCH」を見た。 いきなり結論を述べると、大変面白いミステリーであった。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ いや、ミステリーを語るのは非常に難しい。 これから視聴する人の事を考えたら、内容は話せないし、かと言って何も書かなければ、レビュ…

エンドオブトンネル

事故で家族を失った男は、一人では広すぎる家に一人で住んでいた。 男は車いすで、地下にある仕事場?でパソコンを修理しながら、日々静粛に暮らすだけの毎日であるのだが、経済的困窮のため、2階の部屋を貸し出すことにしたのだが、そこに応募してきたのは…

それでも希望は失わない「ちょっと今から仕事辞めてくる」

皆さんは希望はお持ちですか?今日という日は笑顔で過ごすことができますか? はい、私はできません。 今の現状ではできません。 なぜなら、仕事がキツく、全く希望が持てないからです。 私は他の大多数と同じで、仕事が嫌でしかた無いのですが、仕事を辞め…

シンプルさは美しい「365日のシンプルライフ」

今回はミニマリストネタ。 以前からものを少なくする事を座右?の銘にしてきましたが、題材がいかにもなんですが、フランス映画の「365日のシンプルライフ」を取り上げようと思います。 2013年作成のこの映画はミニマリストの視点と、青春ロードムービー的な…

やや若いララクロフト「トゥームレイダー・ファーストミッション」

さて、今回は最近プライムビデオに追加された「トゥームレイダー・ファーストミッション」をお届けする。 トゥームレイダーと言えば、女性冒険家であるララ・クロフトが古代遺跡をあらゆるアクションを使用し、攻略していく人気ゲームの映画版だが、このシリ…

疲れた大人は見ちゃダメ!「プーと大人になったぼく」

ウォルトディズニーの超有名キャラ「くまのぷーさん」のその後を描いた作品だが、子供向けの作品をリアルに置き換えると、そこには大人ゆえの欺瞞と矛盾が生じて、無垢な子供時代に培った真っすぐさを失う事で大人になったという事が、分かっているようでわ…

オタクは夢をみるか?エクスマキナ。

自分は優れた能力を持っているはずだから、自分に見合う相手がいつか現れる、そういう風に考える事が決して悪いことではないのだが、現実というのはあまりに残酷にそれを打ち砕いてしまう。 今回紹介する映画は「エクスマキナ」だ。あなたの前に現れたアンド…

パンデミックは世界の終わり?コンテイジョン。

もし、抗生物質が効かないウイルスが蔓延した場合。さらに発生源が国際都市であるなら、それは未曾有の災害となりうるであろう。 そんなウィルスが猛威を振るい、人々の人間性など脆いものと描画したのが今回紹介する「コンディション」だ。 未知のウィルス…

記憶は巧みに嘘をつく、記憶探偵と鍵の掛かった少女。

我々の脳みそは実によく出来ていて、自分の精神が破綻しないようにうまいこと書き換えを行っていることは知られている。それが、過去がいつでもいい思い出に包まれている事からも明らかだ。同時に強烈な出来事が起こると、いつまでもフラッシュバックのよう…

夢は見るためにある?ズートピア。

前例が無いという事で、それ自体が不可能かのように思えるのは自然の成り行きである。 そしてホメオスタシス*1が、それを当たり前にして毎日を過ごしている。 つまり、我々は勝手に自分らしさに囚われてしまっていて、その可能性を失ってしまっている。 野球…

COWSPIRACY:サステナビリティ。

あなたはここ数日間何を食べたであろうか? 大体の食事に肉が含まれていたのではないだろうか? いまや、なによりも肉の方が安い時代なのだ。へたに野菜を買うより肉を食べた方が経済的な場合が多いのではないだろうか? さて、G7伊勢志摩サミットも終わり、…

荒野は永遠に。マッドマックス怒りのデスロード。

荒野を走る一台の車、激しく改造されたその機体には幾つもの銃槍が開いていて、その車が幾つもの修羅場をくぐり抜けて来たことを示している。 この車を操るのは、元警察官である「マックス」その人である。 てなわけで、今回は「MADMAX-怒りのデスロード」に…

貫き通す覚悟はあるか?スラムドック$ミリオネア

あらすじ インドのスラム街の孤児「ジャマール」はインドで大人気のクイズ番組「ミリオネア」に出演する。 携帯電話会社のただのお茶くみの無学な19歳が、その答えを次々と当てていく。 その正解率に詐欺だと疑われるが、「ジャマール」にはクイズに勝ち続…

人間はいつだって対等なんだ。最強のふたり。

あらすじ パラグライダーの事故で不随となった大富豪のフィリップ。そして目下失業中のスラム街出身のドリス。 ひょんな事からフリップの世話係となることとなったドリスは、その歯に衣着せぬ態度でフィリップの心は懐柔されていき、やがて彼らは親友となっ…

信念には真実が宿る。ジェーン・エア

あらすじ 幼少の頃、両親を失ったジェーンは祖母の元に預けられた。その祖母と折り合いが合わず、寄宿学校に入れられてしまう。 やがて大人になったジェーンは、ソーンフィールド家に家庭教師として雇われる事になる。 ソーンフィールド家の当主ロチェスター…

どうして少年はファンタジーに憧れるのか?ホビット竜に奪われた王国。

以前のエントリーで、映画「ホビット」の事を書いたが、今回はその続編「ホビット竜に奪われた王国」について書く。 gummy2.hatenablog.com 本作はトールキンの名作「ホビット」の3部作の2作目にあたる作品だ。 ホビットのビルボがドワーフの王国の復興を…

かっこいいのはこんなにもかっこ悪いんだ!ホビット思いがけない冒険。

その昔一世風靡した「指輪物語」いわずと知れたトールキンの傑作ファンタジーだ。古典と呼ばれた作品を、CGを駆使して作られたヒット映画だ。 当時RPGに出てくるモンスターやデミヒューマン達が見事に再現されていて、思わず「おお!」と叫びたくなる瞬間が…

美女は死なない、ハンガーゲーム。

前知識なしで鑑賞したが、内容は「多分こうなるな」が最後までその通りな展開で、ある意味安心して見れる内容であったと思う。 いわゆる三日後には、どういう内容だったのか忘れてしまうものであり、心の一作には成り得ないというのが正直な感想だ。 本作は…

誇りを忘れるべからず。インサイド・マン

いきなりアップの男の顔。 男は無精髭を生やして、心なしかやつれているようにも見える。 深く窪んだ眼窩は黒く疲れた色を醸し出し、顔色はすこぶる悪い。 彼はカメラに向かって、今の自分の状態を吐露する。 てな具合に始まる映画は、ハリウッド映画にある…

ザ・シューター

お正月という事で、イカれた連続殺人犯が跋扈するような動画は忌避されるものなので、スカッと爽快なアクション映画が良く似合うのでは、という事で「ザ・シューター」を今回は紹介する。 内容はお約束で、退役軍人の凄腕狙撃手が国家の陰謀に巻き込まれて・…

正義は心の奥にある。リンカーン弁護士

今回は「リンカーン弁護士」を書く。 この映画、一言で言えば大人の映画である。ここで言う大人とはスケベな展開があるという意味では無く、あくまで見た後「まあまあ面白いな」と感じるものであり、派手でも無く、共感やセンスが良いものに感じる味のある作…

超常現象の金字塔は健在か?Xファイル

口笛のようなシンセのモチーフが特徴的なテーマソング、90年台の流行でもあったオカルトブームの火付け役として誰もが一回は視聴したことがあるだろうXファイル。FBI捜査官のモルダーとスカリーのコンビが毎回奇妙な事件に巻き込まれながら、その真実を追…

男の願望なのか?鑑定人と顔のない依頼人

映画鑑定人と顔のない依頼人のレビュー、ネタバレはなし。おっさんの悲壮ばかり身につくが、実はハッピーエンドなのではないかと考察している。

科学的根拠はあるか?マネー・ボール

// ]]> 先日huluにてマネー・ボールを見た。実はこれ、劇場で見ようかとかと思っていたのだが、結局見逃していたのでhuluで配信されたので、早速見てみた。 好みは別れるであろうが、中々面白かった。 データーで分析する戦術というのは、中々興味深く、むし…

優しさとは何か ベイマックス

優しいベイマックス・・・て、これ、似て非ずるものじゃない! もう、最新映画ではないので、閲覧された方は多いと思うが、ディズニーの「ベイマックス」を取り上げようと思う。 ああ、ネズミの国の会社の映画かあ。 と、残虐表現に心ウキウキしてしまう諸兄…